Super源さんの音楽ブログ

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「終着駅/奥村チヨ」 - 40万枚を売上げたヒット曲! 「恋3部作」から脱却すべく制作された曲

今日は、奥村チヨの「終着駅」のご紹介です。

終着駅 奥村チヨ<br /> ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

この曲の歌詞はこちら

奥村チヨ(おくむら チヨ、本名、金野智代(こんの ちよ、旧姓・奥村 1947年(昭和22年)2月18日 -))は、千葉県野田市生まれ、大阪府池田市育ちの歌手です。女優の麻生祐未は姪にあたります。

奥村チヨは、夙川学院高等学校在学中、知人が応募したオーディションに合格し、ドリンク剤のCMソングを歌ったことがきっかけで芸能界入りし、高校卒業後の1965年に、「あなたがいなくても」で歌手デビューをします。

和製シルヴィ・ヴァルタンとして売り出された奥村チヨは、その小悪魔的な魅力と、甘えたような歌い方でたちまち人気を集め、黛ジュン、小川知子とともに東芝3人娘の一角を占め、「ごめんネ・・・ジロー(1965年)」「北国の青い空(1967年)」「恋の奴隷」「恋狂い」「恋泥棒」など次々にヒットを飛ばしていきます。

今日はその中から、1971年12月25日に発売された「終着駅」をどうぞ。
 
終着駅/奥村チヨ

この曲は、40万枚を売上げ、好評を得ました。

「終着駅」は、「恋3部作」から脱却すべく制作された曲

この曲の作詞は千家和也、作曲は浜圭介で、「恋の奴隷」「恋狂い」「恋泥棒」の「恋3部作」で人気を博した、それまでのコケティッシュ路線から脱却したいという、本人の歌手引退をも辞さない強い希望から制作された曲で、作曲した浜圭介も、この曲で作曲家として返り咲くことになります。

2008年3月7日にフジテレビで放送された「売れなきゃよかった…金曜日の告白SP!大壮絶人生」によれば、「恋の奴隷」が男性に従属的な歌詞であったため、奥村チヨ自身、この曲を歌うことをためらっていたといいます。
また、この曲のイメージから、当時、自宅周辺にまで付きまとうファンが多く、悩まされていたと語っています。

なお、1995年7月5日には、「終着駅'95」として、新録バージョンのシングルが発売されています。
またこの曲は、以下のアーチストによってカバーされています。

石川さゆり - アルバム『あいあい傘』収録(1976年)
・中森明菜 - アルバム『歌姫』収録(1994年)