Super源さんの音楽ブログ

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「美しいヴィーナス/加山 雄三」 - 「君といつまでも」で歌手としてもブレイクした加山 雄三の、1970年のヒット曲

今日は、加山 雄三の「美しいヴィーナス」のご紹介です。

美しいヴィーナス 加山 雄三 ジャケットイメージ
写真はこちらからお借りしました。

加山 雄三(かやま ゆうぞう、本名:池端 直亮(いけはた なおあき)1937年4月11日 -)は神奈川県生まれの俳優、シンガーソングライター、タレント、作曲家、ギタリスト、ピアニスト、画家です。ニックネームは「若大将」、作曲家としてのペンネームは「弾 厚作(だん こうさく)」です。

加山 雄三は、慶應義塾高等学校から慶應義塾大学法学部政治学科へ進み、卒業後の1960年春に東宝へ入社し、同年「男対男」で映画デビューをします。

そして、翌年の1961年に、「夜の太陽」で歌手としてもデビュー。
「恋は紅いバラ」、「君といつまでも」、「蒼い星くず」、「ぼくのお嫁さん」、「美しいヴィーナス」、「ぼくの妹に」「光進丸」などの多くのヒット曲があり、その後のフォークソングやニューミュージック全盛時代に先立つ、シンガーソングライターの草分け的存在でもあります。

さて、今日はそんな加山雄三の多くの曲の中から、1970年6月5日に発売された24枚目のシングルである「美しいヴィーナス」をどうぞ。
 
美しいヴィーナス/加山雄三

この曲の歌詞はこちら

いい曲ですねー。(^o^)
メロディーが何かの曲に似てますが、思い出せません。(? . ?)エエトー。

What a good melody!(^o^)
I think I know the song with similar melody to this. But I can't remember the title.(? . ?) Let's see....

1965年12月に発売された「君といつまでも」は、映画『エレキの若大将』の主題歌ということもあり、350万枚の大ヒットとなり、1966年の第8回日本レコード大賞の大本命とされていました。
が結局、大賞は橋幸夫の「霧氷」が受賞することとなり、同曲はは特別賞に留まります。

また、加山雄三は、俳優としてそれまでの宝田明に代わって東宝の若手看板スターとして大活躍。娯楽映画の『若大将シリーズ』が大ヒットして代表作となりますが、他方で黒澤明、成瀬巳喜男、岡本喜八といった名匠の作品にも多く出演します。
ブロマイドは、女学生を中心に爆発的な売れ行きを記録します。

1965年に、神奈川県茅ヶ崎市にパシフィックホテル茅ヶ崎を開業。
1967年には、運営会社「日本観興開発(後に株式会社パシフィック・ジャパンに改称)」取締役に就任。
しかしながら、パシフィック・ジャパンは1970年3月に23億円の負債を抱え倒産、ホテルは18億円で売却され、監査役だった加山は、父の上原と共に巨額の債務を抱えます。

くわえて、女優松本めぐみとの結婚が世間を騒がせ、1969年の『フレッシュマン若大将』以降低迷した同シリーズが1971年に終了。プラス、映画出演の減少もあいまって、かつてない不遇の時代を迎えます。
そのため、ナイトクラブ、キャバレー回りをするも、ギャラはほぼ全額借金の返済に充てられ、質素な生活へと追い込まれますが、そこは加山雄三のこと、10年で見事完済しています。

分かった!.+d(゚▽゚*)゚+.
ジョーン・シェパードの「サマー・クリエイション」だ!
以下の曲のイントロを聴いてみてください。(^^)

Eureka!+d(゚▽゚*)゚+.
"Summer Creation" song by Joan Shepherd!
Listen to the intrduction of the song below.(^^)


Summer Creation(サマー・クリエイション)/Joan Shepherd(ジョーン・シェパード)

加山雄三の近況

・2010年5月19日、神奈川県茅ヶ崎市が加山雄三芸能生活50周年を祝い、加山に茅ヶ崎市民栄誉賞を贈呈することを発表。

・2011年、第61回芸術選奨 文部科学大臣賞大衆芸能部門受賞。

・2013年に行われた仙台の野外ロックフェス「ARABAKI ROCK ROCK FEST.2013」に出演したことをきっかけに、2014年にロックバンドTHE King ALL STARSを結成。メンバーは加山雄三の他、キヨサク(上江洌清作)(MONGOL800)、佐藤タイジ(シアターブルック)、名越由貴夫(Co/SS/gZ)、古市コータロー(THE COLLECTORS)、ウエノコウジ(the HIATUS)、武藤昭平(勝手にしやがれ)、高野勲、山本健太、タブゾンビ(SOIL&"PIMP"SESSIONS)、スチャダラパー。

・2014年7月 - 8月に、77歳を記念しての大型イベント「若大将EXPO 〜夢に向かって いま〜」が東京で開催。若大将シリーズ等の映画上映やテレビ番組『若大将のゆうゆう散歩』で描いた絵画の展示イベント「心に残る1枚の風景画展」等が行われたほか、最終日となった8月23日には日本武道館にてコンサートが行われます。

・2014年9月27日より、加山自身の最後の全国コンサートツアーとして、全国47都道府県53か所にて「若大将EXPO 〜夢に向かって いま〜」[10]を開催。2015年7月25日の東京・NHKホールで最終公演を迎え、加山は「歌をやめるわけじゃない。歌は生涯の親友。死ぬまで歌うけど、コンサートツアーには節目をつける」として、全国ツアーからは身を引くことを明らかにします。主な理由として「ほかのことをやりたいから。一つの夢として80歳になるまでに設計している船を完成させたい」とし、かねてから公言している、自身の設計した災害救助船となるエコシップの建造を本格的に進めることも明かしています。

・2014年秋の叙勲で旭日小綬章を受章。現在は神棚に保管されている。また、同時期に同郷で親交のある桑田佳祐も紫綬褒章を受賞しており、お互いの栄誉を褒め合ったといいます。

・2017年6月、第8回岩谷時子賞を受賞。

・2019年11月12日、軽い脳梗塞を発症したため同月のコンサートを延期することを発表。19日、後遺症なく退院します。

「Baby Blue(ベイビー・ブルー)/Fishmans(フィッシュマンズ)」- ボーカル自殺でバンド解散? 特徴的な声と洗練されたアレンジが心に響く名曲

今日は、Fishmans(フィッシュマンズ)の「Baby Blue(ベイビー・ブルー)」のご紹介です。

Baby Blue ベイビー・ブルー フィッシュマンズ Fishmans
写真はこちらからお借りしました。

フィッシュマンズは、1987年に結成されたロックバンドです。
ボーカル、ギターの小嶋謙介を中心として、明治学院大学の音楽サークル内で結成されました。

フィッシュマンズのメンバーは、以下の通りです。

メンバー
1.佐藤伸治 (ボーカル、ギター、コルネット(トランペットに似た金管楽器)。愛称:サトちゃん)
2.茂木欣一 (ドラムス。愛称:欣ちゃん)

旧メンバー
1.柏原譲 (ベース、1998年まで在籍)
2.ハカセ (キーボード、1995年まで在籍)
3.小嶋謙介 (ギター、1994年まで在籍)

サポートメンバー
1.木暮晋也(ギター担当。ヒックスヴィルのメンバー)
2.ダーツ関口(関口道生)(ギター担当。元SUPER BAD、TOMATOSのメンバー。アルバム「空中キャンプ」以降のライブ・レコーディングにサポート)
3.小宮山聖(ギター担当。ザ・カスタネッツのメンバー。アルバム「Oh!Mountain」期のライブにてサポート参加)
4.シュガー吉永(ギター担当。Buffalo Daughterのメンバー。アルバム「Orange」のレコーディングにてサポート参加)
5.HONZI(キーボード、ヴァイオリン担当)
6.ZAK(サウンドミックス担当(元GASTANKのエンジニア、本名:松村和幸(まつむら かずゆき)))

初期のフィッシュマンズは、レゲエを基調としたポップな楽曲を演奏していました。
が、オリジナルメンバー2人が脱退したことや、エンジニアであるZAKがレコーディングへ参加したこと、また、レーベルの移籍に伴うスタジオ環境の変化などをきっかけに、その音楽性は、ダブ、エレクトロニカ、ロックステディを基調とした、ロック、ファンク、ヒップホップなどの要素を取り入れたサウンドへと変化していきます。

フィッシュマンズ(Fishmans)は、レーベル移籍後の『空中キャンプ』、『LONG SEASON(ロング・シーズン)』、『宇宙 日本 世田谷』の、いわゆる「世田谷」3部作を発表した時期から、テクノ系の雑誌やサブカルチャー系の雑誌にもたびたび取り上げられるようになり、90年代後半の日本の音楽シーンにおいて、大きな存在感を示すようになります。

今日は、そんなのFishmans(フィッシュマンズ)の、1996年3月27日に発売されたシングルである、『Baby Blue(ベイビー・ブルー)』をどうぞ。
 
Baby Blue(ベイビー・ブルー)/Fishmans(フィッシュマンズ)

いいですねー。(^o^)
一度聴いたら忘れられない、特徴のあるボーカル。
ジャズ風のちょっぴりお洒落(しゃれ)なフルーツ、じゃなかったフルートに、シンプルながら洗練されたアレンジ。
心ときめきます。(^-')いいなぁ
What a wonderful singing voice!
I think he has very unique and distinctive good voice.
And this tune's simple arrange with jazz-like fuit phrase shakes my heart.(^-')

フルーツ


コノ フルート ジャ ナイヨ!(-_-メ)/~~~~~バシィ!!(T/O)

こんなに素敵な曲を歌っているバンドなのに、知っている方は少ないようですね。
不思議です。
I wonder why almost nobody knows about this band.
They're too good to be so unknown.(?_?)

佐藤伸治のバンド活動は高校時代から

佐藤伸治は、実は高校在学中から遊び感覚でロックバンドを結成し、活動していました。
明治学院大学在学中に入会したサークル「ソング・ライツ」内においても、いくつかのバンドを結成しています(当初はドラムス担当)。

「フィッシュマンズ」というバンド名の由来については、プロレス愛好家である佐藤伸治が、メキシコに実在した覆面レスラーの名前をもとに命名したと、結成当時のインタビューで答えています。
しかしながら、後のインタビューでは違う回答をしており、真相は不明となっています。

謎を残す佐藤伸治の死因と「フィッシュマンズ」のその後

1999年3月15日にボーカルの佐藤伸治が亡くなったため、「フィッシュマンズ」は活動を休止。
佐藤の死因は”心不全”となっていますが、これは表向きの理由で、実際には飛び降り自殺だったようです。

真偽のほどは不明ですが、佐藤伸治はその日、実家の団地から飛び降りたということです。
高所から飛び降りたものの、地面に落ちる直前に後頭部を何かの遮蔽物(木?)に激しくぶつけて落ちたため、死に顔自体はとても飛び降り自殺した人間の顔とは思えないくらい穏やかだったということです。
また、自殺した理由については、どうもうつ病だったようです。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1492093109

ちなみに、自殺と言う言葉は個人の名誉に関わるので、日本では「自殺した」ではなく「心不全で亡くなった」と言う婉曲(えんきょく)表現をします。
これはもう、一般常識といっていいくらいです。
ただし、「心不全」が100%「自殺」を意味するわけではありません。何故亡くなったのか、遺族(いぞく)が死因をはっきり言いたくない場合にも使われます。
なので、心不全というのは病名ではなく、”死因を特定したくないときに使われる便利な言葉”だと覚えておくと良いでしょう。

なお、佐藤伸治の墓は、千葉県の小高い丘の上にある笠森霊園(かさもりれいえん)にあります。

佐藤伸治の墓
写真はこちらからお借りしました。

この写真ではちょっと読みにくいですが、墓碑銘には、
 
2人の物語は いつでもあの日のまま
いくつかの時がたっても
消えない飛行機雲も あの日のままだよ
こんどもここでずっと会える
 
フィッシュマンズ 佐藤伸治
 
と刻まれています。

これは、フィッシュマンズのデビュー曲「ひこうき」(佐藤伸治作詞)の一節ですね。(^^)
 
ひこうき/Fishmans(フィッシュマンズ)

2000年には、佐藤のすべての詩を収めた詩集「ロングシーズン-佐藤伸治詩集」が発売。2006年には、この詩集の新装版が発売されています。

2004年には、トリビュートアルバムが発表されます。そして、翌年の2005年には「RISING SUN ROCK FESTIVAL(ライジンズ・サン・ロック・フェスティバル)」でゲストボーカルを交えて復活ライブを敢行。

2009年8月には、「SWEET LOVE SHOWER(スウィート・ラブ・シャワー)」にてUA(ウーア)をボーカルに迎えて「FISHMANS:UA(フィッシュマンズ:ウーア)」名義でライブを行ないました。

小嶋謙介の脱退理由は?

フィッシュマンズのオリジナル・メンバーだったオジケンこと小嶋謙介。
それまでのフィッシュマンズの骨格を作っていた小嶋謙介は、何故脱退したのでしょうか?

小嶋謙介の脱退理由については、当時、公式に発表されていません。
しかしながら、2021年に公開されたドキュメンタリー映画『映画:フィッシュマンズ』で、本人が脱退理由についてインタビューに答えています。

それによれば、日増しにストイックになっていく佐藤伸治の音楽に対するスタンスや、それに伴う急速な楽曲の進化について行けなくなった、というのが実際の理由のようです。

旧メンバーの柏原譲は、その後Polarisを結成

ちなみに、フィッシュマンズの旧メンバーだったベーシストの柏原譲は、その後2000年11月にオオヤユウスケ(ボーカル、ギター担当)とPolaris (ポラリス)というバンドを結成しています。
このバンドは、フィッシュマンズ風のボーカルと浮遊感の漂うサウンドが特徴となっています。
 
深呼吸/Polaris

Polarisは、2001年9月に、Nathalie Wise(ナタリー・ワイズ)と共にレーベルFamily Song(ファミリー・ソング)を設立し、11月にファースト・ミニ・アルバム『Polaris』でデビュー。
このアルバムは、外資系CDショップでトップ5、J-WAVE(ジェイウェイブ)の「TOKIO HOT 100」で20位圏内にチャートインしています。

Polarisの曲をまだ聴かれたことがない方は、一度チェックされてみると良いかと思います。

「ふられ気分でRock'n Roll/TOM★CAT」- オリコン週間4位を記録したデビュー曲にしてヒット曲

今日は、TOM CAT(トムキャット)の「ふられ気分でRock'n Roll(ふられきぶんでロックンロール)」のご紹介です。

ふられ気分でRock'n Roll ふられきぶんでロックンロール TOM CAT トムキャット ジャケットイメジ
写真はこちらからお借りしました。

TOM★CAT(トム・キャット)は、1980年代に活動したバンドです。
TOM★CATの前身は、1978年に東京造形大学で結成された「FUNKY NOISE(ファンキー・ノイズ)」というバンドで、その後、「NOISE MAKER(ノイズ・メーカー)」を経て、1984年に「TOMCAT」を結成します。

TOM★CATのメンバーは、以下の通りです。

TOM★CAT時代のメンバー
・TOM(ボーカル・キーボード、1961年11月12日 - )本名・松崎淳美(まつざき あつみ)。
・日名子昭夫(ギター)
・永吉せいじ(ギター)
・石川総彦(ベース)
・堀尾忠司(ベース)
・高垣薫(ドラム)
・菊地圭介(キーボード)
・太田美知彦(キーボード)
・鈴木弦(キーボード)

自主運営以降のメンバー
・TOM(ボーカル・キーボード)
・佐々木敬治(ギター)
・永吉せいじ(ギター)
・成毛洋昭(ベース)
・大高啓(ドラム)
・鈴木玄(キーボード)

TOM★CATは、デビュー年である1984年10月に、第28回 ポピュラーソングコンテストに出場して「ふられ気分でRock'n' Roll」でグランプリを受賞。
同年11月には第15回世界歌謡祭グランプリ受賞曲でもある同曲でキャニオン・レコード(現:ポニーキャニオン)のAARD-VARKレーベルからメジャーデビューをします。

そして、メンバーチェンジを経て1987年に事務所を離れ、自主運営での活動を改心、じゃなかった開始します。

改心する猫:「済んでしまったことは仕方ニャい。深く反省して、心を入れ替えるニャン」
(A reforming cat: "What's done is done. I'm deeply sorry, and I'm going to change my mind.)

写真はこちらからお借りしました。

さて、今日はそんなTOM★CATの、1984年11月14日に発売された、デビュー曲である「ふられ気分でRock'n' Roll」をどうぞ。
 
ふられ気分でRock'n Roll(ふられきぶんでロックンロール)/TOM★CAT(トムキャット)

この曲の歌詞はこちら

この曲は、オリコンで週間4位、1985年度年間18位を記録しています。

TOM★CATは、サウンド的には、イエロー・マジック・オーケストラの登場とともに1980年代を象徴するジャンルのひとつとなったテクノ歌謡です。

また、女性ヴォーカル・トムの、顔半分を覆いつくすほどの大きなサングラスをしながらヤマハDX7を弾き歌う姿も視聴者にインパクトを与えました。

ボーカルの松崎淳美(まつざき あつみ)は、現在はソロ、または「チンドンペア」(Piano:TOM / Drums:ササブチヒロシ)としても活動中です。

(* ̄O)◇ゞ ゴクゴク。
(=^~^)o∀ウィー、ヒック!
” ( '_') ゴキゲン ジャナイ。(^・^ )ナニ ノンデル ノ?
クルボアジェ ナポレオン 。( ^0^)// w(゚o゜)w ワォッ!

TOM★CATのその後

TOM★CATはその後、2009年にシングル曲「TOUGH BOY(タフ・ボーイ)」、及びカップリング曲「LOVE SONG(ラブ・ソング)」のリメイクを含むミニアルバム『ラヂオ』を発売しています。

「TOUGH BOY(タフ・ボーイ)」は、フジテレビ系アニメ『北斗の拳2』の主題歌ですね。(^^)