Super源さんの音楽ブログ

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「別れの朝/ペドロ&カプリシャス」 - オリコンで1972年度年間8位を記録したペドロ&カプリシャスのデビュー曲!

今日は、ペドロ&カプリシャスの「別れの朝」のご紹介です。

別れの朝 ペドロ&カプリシャス ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

ペドロ&カプリシャスは、1971年に結成された音楽バンドです。
ジャズ、フォークからラテンロックなど、洋楽のテイストを取り入れたアダルト・コンテンポラリーのサウンドが特徴です。

ペドロ&カプリシャスは、ペドロ梅村をリーダーに、1971年に初代ボーカル・前野曜子をむかえてメジャーデビューをします。
そして、デビュー・シングル「別れの朝」が大ヒット。

2年後の1973年には、二代目ボーカル・高橋まり(現:髙橋真梨子)を迎えて発売した「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」などもヒットし、人気バンドとなります。

1974年には、前述の「ジョニィへの伝言」で、同年末に行なわれた「第25回NHK紅白歌合戦」に初出場。

1978年には、三代目のボーカル松平直子を迎え、2011年には、40周年を機にメンバーを大幅変更。
4月に松平の独立に続いて、8月に五代目のボーカル桜井美香と、彼女をサポートボーカルで多く起用していたサックス奏者のUkoが加入。
さらに、ベース、ドラムのメンバーも交代となります。

そして、2018年1月には、小谷のり子と矢口早苗がペドロ&カプリシャスの六代目ボーカルとして正式加入。

今日は、そんな彼らの、 1971年10月25日に発売されたデビューシングルである「別れの朝」をどうぞ。
 
別れの朝/ペドロ&カプリシャス

この曲の歌詞はこちら

この曲は、1971年(昭和46年)10月に月倍されたペドロ&カプリシャスのメジャー・デビューシングルで、代表曲のひとつでもあります。
オリコンで週間1位、1972年度年間8位を記録しています。

原曲は、オーストリアの歌手・ウド・ユルゲンスの作曲、ヨアヒム・フックスベルガーの作詞による Was Ich Dir Sagen Will(直訳は「君に伝えたいこと」で、『夕映えの二人』(日本語詞・堀内みち子)の原曲でもある)のカバーです。
ただし、原曲の歌詞と、なかにし礼が担当した日本語詞はかなり異なっています。

ペドロ&カプリシャスのボーカルの変遷

・前野曜子…初代ボーカル。1971年から1973年まで務めた。『別れの朝』が大ヒット。1988年7月31日に、アルコール依存症等が深刻化し、40歳で没(心不全)。

・高橋まり(現:髙橋真梨子)…二代目ボーカル。1973年から1978年まで務めた。『ジョニィへの伝言』や『五番街のマリーへ』がロングヒットした。1978年からはソロ歌手として活動。ソロ転向後も『別れの朝』を含めペドロ&カプリシャス時代の作品を歌うことがある。

・松平直子…三代目メインボーカル。1978年から三代目のメインボーカルを担当。代表作『ヨコハマ・レイニー・ブルー』など。

・桂木佐和…四代目メインボーカル。1982年のシングル「夜明けの星たち」、83年のアルバム「SUN PATIO」でメインボーカル担当。

・桜井美香…メインボーカル。2011年秋から五代目のメインボーカルを担当、この体制では2011年に「酔いどれマリアが歌う店」を発売している。出産のため2017年11月にバンドを卒業。

・小谷のり子、矢口早苗…六代目ボーカル。五代目ボーカル桜井佐和の卒業に伴い、2018年1月に小谷のり子と矢口早苗がペドロ&カプリシャスの六代目ヴォーカルとして正式に加入。

カバー

なおこの曲は、その後以下のアーティストによってカバーされています。

・テレサ・テン - アルバム『愛の世界』(1976年4月)収録
・世良公則 - アルバム『コスメティック ルネッサンス?ノエビアCM HITS!~』(2003年2月)収録、1994年ノエビアCMソング
・藤圭子 - アルバム『GOLDEN☆BEST 藤圭子 ヒット&カバーコレクション 艶歌と縁歌』(2010年12月)収録
・由紀さおり - アルバム『VOICE』(2014年9月)収録
・研ナオコ - アルバム『雨のち晴れ、ときどき涙』(2015年5月)収録
・えまおゆう - 宝塚歌劇団OGのカバーアルバム『麗人 REIJIN -Showa Era-』(2015年7月1日、ビクターエンターテインメント)