Super源さんの音楽ブログ

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「ブルー・バイユー(Blue bayou)/リンダ・ロンシュタット」- ビルボードの1977年年間チャート61位を獲得し、ゴールドディスクに輝いた名曲

今日は、リンダ・ロンシュタットの「ブルー・バイユー(Blue bayou)」のご紹介です。

ブルー・バイユー リンダ・ロンシュタットジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt, 1946年7月15日 - )は、アメリカのアリゾナ州ツーソン出身の歌手、ミュージシャンです。

1965年、リンダ・ロンシュタットはアリゾナ州立大学を1年で退学しLAに向かいますが、そこでキンメルとケニー・エドワーズとリンダをボーカルとするスリーピ、ース・バンド「ストーン・ポニーズ(The Stone Poneys)」を結成します。

そして、1967年1月にアルバム「ストーン・ポニーズ」でデビュー。

このバンドは、当時、一世を風靡していたママス&パパスやラヴィン・スプーンフルの流れを汲む、カントリー&ウェスタンの要素が取り入れられたフォーク・ロックのグループです。

デビューアルバムの「ストーン・ポニーズ」は売れませんでしたが、同年6月発売のセカンド・アルバム「エバグリーン Vol.2(Evergreen Vol. 2)」からのリカット・シングル「悲しきロック・ビート」が、1968年になってベスト・テン入りを果たすビッグヒットとなり、一躍注目を浴びます。


ゆうちゃん



ねえ
2曲目でヒットした歌手って、けっこういるような気がするんだけど


しんちゃん



そう言われてみれば、山口百恵は2曲目の「青い果実」でヒット
松田聖子も2曲目の「青い珊瑚礁」でヒット
中森明菜も2曲目の「少女A」でヒットしたね


ゆうちゃん



おお! そうなんだ
なんか、「2曲目ヒットの法則」なるものがありそうだね


しんちゃん



うん
もしかしたらね
愛くるしいミニスカートに裸足という姿でステージに立ち、精一杯歌うリンダ・ロンシュタットは、誰の目にもナチュラル・ボーンな魅力に溢れたシンガーに映り、音楽ビジネス側の興味がリンダ1人に集中していたことは否めません。

その後、「ストーン・ポニーズ」は徐々にリンダのソロ・プロジェクトの色を濃くし、「悲しきロック・ビート」(デイファラント・ドラム)には、他の2人は参加しておらず、1968年の3枚目のアルバム「Linda Ronstadt, Stone Poneys And Friends,Vol.III」は、実質的にリンダのソロ作となり、このアルバムの発売を最後にバンドは消滅します。

シングル・ヒットとしては、ロイ・オービソンの「ブルー・バイユー」、バディ・ホリーの「It's So Easy」などが有名で、リンダ・ロンシュタットは、アリーナやスタジアムでコンサートを行なうようになった最初の女性歌手でもあり、1970年代後半まではロック/ポップ界で最も成功した女性歌手でした。

来日の噂は何度かありましたが実現せず、1979年に初来日し、3月1日から6日の間に日本武道館2回を含む横浜、大阪で計5回の公演を行ないました。

今日は、そんなリンダ・ロンシュタットの「ブルー・バイユー」をどうぞ。
 
ブルー・バイユー(Blue bayou)/リンダ・ロンシュタット

この曲の歌詞はこちら

サビで、突然「グワッ!」と降り上がってくるところが特徴の佳曲ですね。グワッ!(゚o゚)
この曲は、1977年8月に発売され、同年12月から1978年1月7日にかけて4週連続で3位を記録し、ビルボードのイージーリスニング・チャートでは3位、カントリー・チャートでは2位を記録。
くわえて、ビルボードの1977年年間チャートの61位を記録し、ゴールドディスクに輝きます。

「ブルー・バイユー」の「バイユー」の意味と歌詞の内容

この曲のタイトルであるブルーバイユーの「バイユー」というのは、ミシシッピ・デルタ等低湿地に見られる小川のことで、南部メキシコ湾岸一帯の地域名(バイユー・カントリー)としても使われます。

曲は、遠く離れた故郷のバイユーと、そこに残した人を思う気持ちを歌っています。

恋多き女性としても知られたリンダ・ロンシュタット

リンダ・ロンシュタットは、自身のソロ活動だけでなく、イーグルスやニール・ヤング、ジェームス・テイラー、ジャクソン・ブラウン、J.D.サウザーなどのアーティストとも深い交流がありました。

また、「恋多き女性」としても知られ、背後にいる男性の存在を抜きにして彼女の音楽経歴は語れない、とまでいわれました。
つき合う男性の服装の好みによってファッションを変えるため、ミック・ジャガーと噂があったときにはホットパンツでステージに登場し、スタイルの良さを披露。
そして、ミック・ジャガーが「君にはロックが足りない」と言うと、「あなたにはバラードが足りない」と言い返したといいます。

イーグルスの代表曲の一つ「Witchy Woman」やローリング・ストーンズの「ダイスをころがせ(Tumbling Dice)」は、リンダ・ロンシュタットのことを歌ったもので、リンダ・ロンシュタット自身もカバーしたことがあります。

売れない時代の友人であったジム・モリソンとはただならぬ仲ともいわれ、またカリフォルニア州知事のジェリー・ブラウン(民主党)との交際も騒がれました。
ジョージ・ルーカスとは婚約しましたが、結婚には至りませんでした。