「空も飛べるはず/スピッツ」 - フジテレビのテレビドラマ『白線流し』の主題歌 バンド名の由来と白線流しのトリビアも紹介!
- 名曲紹介
- 2016年12月14日
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写真は、こちらからお借りしました。
スピッツ(SPITZ)は、進学のために上京した学生4人が集まって、1987年に結成したロックバンドです。
メンバーは、以下の通りです。
・草野マサムネ(くさの まさむね)、ボーカル・ギター・ハーモニカ担当。
・三輪テツヤ(みわ てつや)、ギター・コーラス担当。
・田村明浩(たむら あきひろ)、ベース・コーラス担当(リーダー)。
・崎山龍男(さきやま たつお)、ドラムス・コーラス担当。
スピッツは、新宿ロフト、新宿JAM、渋谷ラ・ママなどの都内のライブハウスを中心に活動し、1991年にポリドールからメジャーデビューを果たします。
そして、1995年に発売したシングル「ロビンソン」が初のオリコンチャートTOP10入りし、しかも通算30週以上ランクインするという快挙を成し遂げ、これが彼らの名前を世間に知らしめることとなりました。
今日は、そんな彼らの、1994年4月25日に発売された8枚目のシングルである「空も飛べるはず」をどうぞ。
この曲の歌詞はこちら。
この曲は、ドラマ主題歌の依頼を受け、草野がシナリオを読んで2-3日で書き下ろした曲です。
結果的に主題歌候補からは外れたものの、シングルとして発売されました。
1994年の発売当初は、オリコンにて最高28位でしたが、1996年1月からフジテレビのテレビドラマ『白線流し』の主題歌に起用されたことで、同一品番で準新譜扱いで新たにプレスされます。
その影響からチャートを上昇し、スピッツのシングル初のオリコン1位を獲得し、ミリオンセラーとなりました。
白線流しとは?
白線流し(はくせんながし)というのは、毎年3月1日の卒業式の日に、岐阜県高山市にある岐阜県立斐太(ひだ)高等学校で、卒業生たちが学校前を流れる大八賀川(だいはちががわ)に、学帽の白線とセーラー服のスカーフを一本に結びつけて川に流す伝統行事のことで、70年以上行なわれているものです。白線流しの 風景
写真は、こちらからお借りしました。
同名のテレビドラマは、この行事をテ-マとしたもので、その関係から、この曲は卒業ソングとして歌われることも多くなっています。
そしてこの曲は、1996年3月に、第8回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主題歌賞を受賞しています。
「スピッツ」というバンド名の由来は?
ちなみに、この「スピッツ」というバンド名の由来ですが、これは、スピッツは小さいくせにうるさく吠えますが、所詮(しょせん)「どんなに吠えてみたって結局は飼われている」という 自嘲的(じちょうてき)な意味を込めてつけられたとされます。また、スピッツには、ドイツ語で「トガっている」という意味も あります。
しかし実際には、その理由に関してはあとづけで、ただ草野マサムネが、短くてかわいい「スピッツ」 という言葉を気に入ってつけた、というのが本当のようです。
参考にしたサイト
バンド名の由来辞典-思いのこもった名前
http://www4.plala.or.jp/band/03.html