Super源さんの音楽ブログ

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「恋人試験/松本ちえこ」 - 資生堂バスボン CMソング 60歳という早すぎる死とその死因は?

今日は、松本 ちえこの「恋人試験」のご紹介です。

恋人試験 松本ちえこ ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

松本 ちえこ(まつもと ちえこ、本名:松本 千枝子1959年11月12日 - 2019年11月17日)は東京都出身のタレント、女優です。

松本 ちえこは、友達と歌番組の見学に行った際にスカウトされます。
テレビ局の人から、「冗談でいいから番組で今度桜田淳子ちゃんの歌をうたってみてくれない?」と持ちかけられ、OKしたことがデビューの発端となります。

そして、1974年にアイドル歌手と「ボーイフレンド」でデビューをします。

が、デビュー当時は平凡や明星などの白黒ページに取り上げられることはあっても、歌手としてはあまりパッとしない存在でした。
そのため、本人も事務所も、アイドルとしての成功は、半ばあきらめかけていました。
そのため、2曲目の「まぶしい彼」発売後は、1年あまりブランクがあります。

そして、1976年に活動を再開。
再開直後に、資生堂バスボンのCMでブレイク。
同年発売のシングル「恋人試験」は、歌詞が話題になりました。

資生堂バスボン CM 松本ちえこ
写真は、こちらからお借りしました。

今日は、そんな松本ちえこの、1976年8月25日に発売された通算4枚目のシングルである「恋人試験」をどうぞ。
 
恋人試験/松本ちえこ

この曲の歌詞はこちら

何か、アンケート用紙が歌になったような、独特のインパクトのある歌詞が特徴の曲で、当時、この曲と松本ちえこという名前が、強烈にセットで記憶されたことを私は思い出します。(--)トオイ メ

「恋太試験」は、オリコンチャートにおいて最高5位、売り上げ枚数は27、7万枚を記録し、また、当時特別に発売されたシングルカセットやレコード出荷枚数を合計すると、総数は41万枚を超える大ヒットとなります。

資生堂「バスボン」のCMに出演していたのはこの曲の発売前からで、のちにCMで人気となり、この曲にも恵まれました。
CMで使用されたのは「バスボンのうた」と題して、販促用ソノシートレコードとして一部に配布されました。

松本ちえこは、この曲の発売後、アイドルから女優へ転向



しかしながら、松本ちえこはこの曲を発売した翌年の1977年に、“妊娠疑惑騒動”が持ち上がったことで、アイドルからの転身を余儀なくされ、その後は、にっかつロマンポルノに出演するなど、歌手業から女優業へと活動の場を移すことになります。

そして、1995年には、南フランスのプロヴァンス地方で撮影したヘアヌード写真集を出版。
撮影の初日には、ヌーディストビーチに行き、日光浴で全身を小麦色にしてから撮影に臨みました。

何というか、ある意味波乱万丈の人生といったところですね。

松本ちえこのその後~懐古番組出演から突然死まで



2000年12月に、放送の日本テレビ「あの人は今!?20世紀アイドル伝説の108人」で、VTRにて娘の桃子(当時10歳)とテレビ初出演して紹介され、松本ちえこはスタジオ生出演で当時のエピソードと「恋人試験」を披露します。
その時、エピソードのひとつとして、当時バスボンガールだったCM時の男性5人のうちの1人が、モデル活動をしていたデビュー前の山下真司(やました しんじ)高澤桃子(たかざわ ももこ)とたびたび歌謡番組やバラエティー番組で共演。また、親子で「恋人試験」をデュオします。

晩年は女優として活動。2010年以降も、雑誌の取材等に特集されることが多くあり、また、親族が経営している会社に籍を置き、芸能関係の仕事は過去を懐かしむ番組の出演依頼があったら受ける程度だったといいます。

そんな中、2019年11月17日の朝、松本ちえこは大動脈瘤破裂(だいどうみゃくりゅうはれつ)のため死去。享年(きょうねん)60歳でした。

松本ちえこの死因は大動脈瘤破

突然死 死因
前述したように、松本ちえこの死因は大動脈瘤破裂です。
訃報は、当時以下のように伝えられました。
 
 資生堂『バスボン』石鹸のCMで一躍人気を得た女優・松本ちえこさんが11月17日に亡くなっていたことがわかった。享年60。

 関係者によると、死因は大動脈瘤破裂。前日までは普段と変わらない生活を送っており、同居していた娘・高澤桃子さんが、17日の朝に亡くなった状態の松本さんを発見したという。
松本さんは、バラエティー番組『前武のヤングアップ』(テレビ朝日系)をきっかけに、'74年『ボーイフレンド』で歌手デビュー。'76年に出演した資生堂『バスボン』石けんのCMで大ブレイクした。

(中略)

 '14年まで所属していた芸能事務所『アイティ企画』に問い合わせると、

「現在の連絡先を知らないので、事実確認ができず何もお答えができません。事務所を辞めてからは東京にいないと聞いていたため、スタッフは亡くなっていたことも知りませんでした」

 とのこと。

 昨今は、親族が経営している会社に籍を置き、芸能関係の仕事は過去を懐かしむ番組の出演依頼があったら受ける程度だったという。突然この世を去り、残された家族の悲しみは計り知れない。

 なお、都内の斎場にてお通夜と告別式は済んでいる。
出典:https://www.jprime.jp/articles/-/16710?display=b

大動脈瘤破裂という病気は、ほとんどの場合、自覚症状がなく、突然やってくる病気です。
大動脈の血管の壁がコブのようになり、大動脈瘤が破裂すると、出血により突然死に至ってしまうのです。

大動脈瘤破裂の主な原因は、動脈硬化の進行といわれています。
高血圧、糖尿病、肥満・喫煙などが関係しています。
発症年齢は、70歳代が多く、胸部レントゲン写真や腹部の触診で確認をし、破裂前であれば薬物治療や人工血管への置き換え手術などの治療法が存在します。

しかしながら、松本ちえこの場合も、自覚症状がなかったため、突然死となってしまったのです。

西城秀樹(享年63歳)が亡くなったときにも感じましたが、60歳じゃ、まだまだ早いですよね。(@_@)ウーン