音楽用語「allegro(アレグロ)」の覚え方
- 音楽用語の覚え方
- 2015年09月26日
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音楽用語:allegro(アレグロ)
意味:速く
覚え方:「あれ? グローランプなのに「速く」ないぞ?」
ある日、学習机の上で、鉛筆君と消しゴム君が、この部屋の住人である高校一年生のパー君について話していました。
当のパー君はといえば、ほとんどこの机の前に座ることはありません。
消しゴム「ねえ、パー君って、あまり頭が良くないよね?」
鉛筆「うん、オレも、彼は頭脳明晰(ずのうめいせき)ではないと思う」
消しゴム「それに、晴れた日は家にいなくて、勉強するのは雨の日だけ」
鉛筆「そうだな。まぁ彼は晴耕雨読(せいこううどく)の生活をしているんだと思う」
みなさん、気がつきましたか?
鉛筆君は、教養が高く、四字熟語を頻用(ひんよう)するクセがあります。そのため、あだ名が『インテリ』です。
と、そこへ掃除機君がキッチンからやってきました。
掃除機「おい、インテリア! この家で一番頭がいいのは誰だと思う?」
鉛筆「インテリアじゃなくて、イ・ン・テ・リ。オレは、家具じゃないんだから。
というより、この家に住んでいるのは、現在パー君だけだろ」
掃除機「オレたち家電仲間もいるじゃないか」
消しゴム「激しく同意!」
掃除機「オレは、いつも天井に張りついている電灯君だと思う。」
鉛筆「同感! あの高速点灯は、まさに電光石火(でんこうせっか)の早業だ」
消しゴム「それは違うぞ。電灯君のいわば目であるあの棒型の蛍光管は、点灯時にグローランプ君のパワーを拝借しているから、パッと点(つ)くんだよ」
掃除機「そうか! よし、それじゃ早速、グローランプ君の計算能力をテストしてみよう」
ということで、インテリの鉛筆君が中心となって、グローランプ君用に何問かの算数の問題が作成されました。
ポイントは、この問題をグローランプ君がどのくらいの速さで解くかによって、頭の回転速度を計ろうというものです。
そして、その結果は…。
グローランプ「うーん。1+1かあ! 難しいなぁ、この問題は!」
掃除機「あれっ? 1問目で引っかかってるよ。グローランプなのに速くないぞ」
チャンチャン!
人には、それぞれ得手不得手(えてふえて)というものがあり、すべての事柄において得意という人は、おそらくいないのではないでしょうか?
自分の苦手な事柄で能力を判断されてしまうグローランプ君が、ちょっと可哀想ですね。
ちなみに、「得手不得手」は、英語では「strong and weak points」といいます。
例:Everyone has his strong and weak points.
(誰でも得手不得手がある)
が、ここは英語ブログではないので、この語句に関する説明はここまでとします。
今日は、長くなってしまいました。【><】
上のイラストを見ながら、この暗記句を何度も繰り返し読んでみましょう。
そうすれば、きっとあなたは「アレグロ」の意味をしっかりと覚えることができるでしょう。