Super源さんの音楽ブログ

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「小さな日記/フォー・セインツ」 - 歌詞は作者の実話!幻のフルバージョンも紹介!

今回は、フォー・セインツの「小さな日記」のご紹介です。
この曲、どうも哀愁がひしひしと胸に迫ってくる切ない楽曲だなぁと思いきや、なんと、歌詞が実話だったのです!
この記事では、「フォー・セインツ」のバンド紹介、「小さな日記」の曲紹介、そして、インターネット検索によってついに見つけた、この歌詞の幻のフルバージョンもご紹介します!

小さな日記 フォー・セインツ ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

フォー・セインツってどんなバンド?

フォー・セインツは、1960年代後半に一世を風靡したカレッジ・フォーク・グループの草分け的存在です。

メンバーは、上原徹(ボーカル、ギター)、志賀正浩(ベース)、ダニー石尾(ボーカル、バンジョー、ギター)、荒木しげる(ドラムス)。

フォー・セインツは、成蹊高等学校の文化祭で結成されたフォーク・グループです。
ラジオ番組「フォーク・ビレッジ」で歌った「小さな日記」が反響を呼び、1968年に「小さな日記」でデビューをします。

この曲は、20万枚の大ヒット。

翌年には、2枚目のシングルとして発売された「希望」も大ヒットし、当時の“カレッジ・ポップス”をリードするグループとなります。

1972年、レコード会社の移籍に伴い、グループ名を「フォー・クローバース」に改名。
日本テレビの同名のドラマ主題歌「冬物語」(浅丘ルリ子、原田芳雄主演)などのヒット曲を連発するものの、1973年に解散。メンバーは、それぞれの活動に入ります。

2006年、NHK BS-2「BSまるごと日本のフォーク&ロック大全集」にて33年ぶりにメンバーが集まり、「小さな日記」「希望」を披露。
翌年の2007年11月にはデビュー40周年として、東京・六本木のライブハウスでコンサートを開催。
そして、2008年には新曲「この街で」を発売し、本格的に再結成を果たします。

「小さな日記」名曲紹介

さて、それでは早速、そんなフォー・セインツのデビューシングルである「小さな日記」をどうぞ。
 
小さな日記/フォー・セインツ

この曲の歌詞はこちら

メロディー、歌詞ともに、哀愁のある名曲ですね。

「小さな日記」の歌詞は実話!

調べてみると、「小さな日記」の歌詞は、作者である原田晴子の恋人が、山に行って遭難死(そうなんし)してしまうという、悲しい出来事を元に作られたものでした。

つまり、この曲の歌詞は、実話だったのです。

なるほど、道理でこの曲を聴いていると、哀愁がここまでひしひしと胸に迫ってくるのですね。(--)(__) ナットク
出典:https://plaza.rakuten.co.jp/tmatsutmtm/diary/200810110000/

フォー・セインツ 小さな日記(幻のフルバージョン) 歌詞

そして、以下がこの「小さな日記」のフルバージョンです。
歌詞の意味を、じっくりと味わってみてください。

 小さな日記につづられた
 小さな過去の事でした
 私と彼との過去でした
 忘れたはずの恋でした

 はじめてであった喫茶店
 二人は笑みをかわすだけ
 初めて知った恋でした
 せつなく悲しい恋でした

 初めて二人で手をつなぎ
 一緒に歩いた並木道
 一年前の恋でした
 木の葉の落ちる頃でした

 ちょっぴりすねて横むいて
 だまったままでいつまでも
 やがては笑って仲なおり
 そんなかわいい恋でした

 山に初雪ふる頃に
 帰らぬ人となった彼
 二度と笑わぬ彼の顔
 二度と聞こえぬ彼の声

 小さな日記につづられた
 小さな過去の事でした
 二度を帰らぬ恋でした
 忘れたはずの恋でした
出典:https://ameblo.jp/

ドラムスの荒木しげる死去! フォー・セインツはどうなる?

2012年に、ドラムスの荒木しげるが死去。
フォー・セインツは、今後どうなるのでしょうか?
このことに関して、ダニー石尾が、2012年11月15日に「日刊ゲンダイ」の取材で、以下のように答えています。

「4年前の結成40周年のとき、一夜限りの復活ライブをやったんだ。それ以来、いくつか新曲も出したけど、今年4月、ドラムの荒木(しげる)が肺炎で亡くなっただろ。オレらは大学からの仲間で、全員そろわなきゃ意味がない。再結成はもうないね」

「フォーセインツ」のボーカルだったダニー石尾さん|日刊ゲンダイ
出典:https://www.nikkan-gendai.com/