「もらい泣き/一青窈(ひとと よう)」 - 大ヒット曲「ハナミズキ」で知られる一青窈のデビュー曲! この曲にはパクリ疑惑も!
- 名曲紹介
- 2015年07月24日
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写真は、こちらからお借りしました。
一青 窈(ひとと よう、1976年9月20日 - )は、台湾生まれ、日本育ちの女性歌手・作詞家・俳優です。
姉は、舞台女優の一青妙(ひとと たえ)。
一青 窈の中国語の漢字名は顏窈(イエン・ヤオ)で、「顏」は父親(台湾人)の姓。「一青」は母親(日本人)の姓。
一青 窈は、小学校高学年の頃に宮沢賢治の詩に触発され、詩を書き始めます。
初等部から森村学園に通い、美術部とバスケットボール部に所属。生徒会では書記を務めます。
半年の浪人期間を経て、AO入試で慶應義塾大学環境情報学部(SFC=湘南藤沢キャンパス)に入学。
慶應義塾広告学研究会、ジャズ研究会、K.O.E.(アカペラサークル)に所属し、ストリートライブなどを行ないます。
K.O.E.で現ゴスペラーズの北山陽一と出合い、自作の詩を見せたところ「お前の詩は面白い。FAXしてくれたらいくらでも曲を付けるから歌え」と提案され、以降、自分の詩で歌うこととなります。※
その後、福祉イベントで歌っているところをスカウトされ、2002年に「もらい泣き」でデビュー。
この曲はヒットし、ファーストアルバム「月天心」で大ブレイク、数々の音楽賞や新人賞を受賞します。
2003年には、第54回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし2004年には、「ハナミズキ」が大ヒット。
また、映画「珈琲時光」主演で女優としてデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
2006年には、初のベストアルバムを発売し、2008年12月には、岩松了演出の音楽劇「箱の中の女」の主演を務めます。
今日は、そんな一青窈の、2002年10月30日に発売されたデビュー曲、「もらい泣き」をどうぞ。
もらい泣き/一青窈
この曲の歌詞はこちら。
一青窈は、このデビュー作から一般に広く受け入れられ、ヒットとなります。
しかも、12月18日に発売された1stアルバム『月天心』発売時の2か月後まで、ロングヒットしつづけ、1stシングルと1stアルバムがオリコンチャートの同じ週にTOP10入りすることになります。
「もらい泣き」にパクリ疑惑発覚!(゚o゚)
ところで、この「もらい泣き」ですが、この曲よりも約3年早く発売された松たか子の「夢のしずく」に非常に良く似ています。以下に動画を貼りつけますので、聴き比べてみてください。
夢のしずく/松たか子
どうでしょう?
似てるというより、似すぎという感じが…。(^o^:
確か、「夢のしずく」は、松たか子のオリジナルで、作詞・作曲ともに松たか子だったと記憶しています。
では、「もらい泣き」の方は?(?_?)
ということで、再度調べてみると、面白いことを発見!(^^)v
>夢のしずく 発売:1999年09月22日 作詞・作曲:松たか子、作曲・編曲:武部聡志(たけべ さとし)
>もらい泣き 発売:2002年10月30日 作詞:一青窈 作曲:溝渕大智、マシコタツロウ、武部聡志 編曲:武部聡志
おおおっ!(゚o゚) キ、キター━━━(゚∀゚).━━━!!!
同じ人が、これら2曲の作曲と編曲にかかわってますね。
ということは…。
これはもう、作・編曲家の武部聡志が、松たか子のつくったメロディーをいただいちゃった、とみて良いのではないでしょうか?(@_@)ウーン
「一青」は、石川県に地名としても存在
ちなみに、一青 窈の苗字「一青」ですが、これは、母親の出身地である石川県に地名としても存在します(石川県鹿島郡鳥屋町一青(現:石川県鹿島郡中能登町一青))。さらに、「池月 一青(ひとと)」という吟醸酒(ぎんじょうしゅ)が、石川県鹿島郡の鳥屋酒造株式会社から発売されています。
池月 純米吟醸 一青(ひとと) 能登の地酒 - 【富山 吉田酒店】
https://www.yoshidawines.com/product/707
※一青 窈の書く詩に関しては、後に武部聡志が「一青の詞は日本一」と評しています。彼女の詩は、すべて実体験に基づいているということです。