Super源さんの音楽ブログ

名曲紹介、作詞・作曲、音楽用語の楽しい覚え方、その他音楽にまつわることを書いていくブログです。可愛い音楽ブログパーツも配布しています。

Rss  Admin

「愛の面影/バート・バカラック」 - 『007/カジノ・ロワイヤル』挿入歌 全米チャート22位を記録したヒット曲!

今日は、バート・バカラックの「愛の面影(The Look Of Love)」のご紹介です。

愛の面影 バート・バカラック ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

バート・バカラック(Burt Bacharach, 1928年5月12日 -)は、アメリカのミズーリ州カンザスシティ出身の音楽家、作曲家、編曲家、ピアニスト、音楽プロデューサー、シンガーソングライターです。

バート・バカラックは、カナダのモントリオールにあるマギル大学Shulich School of Music、ニューヨークのMannes School of Music、サンタバーバラのMusic Academy of the Westで学び、1962年から70年代にかけて、作詞家のハル・デヴィッド(Hal David)とのコンビで多くのヒット曲を作曲しました。

2006年の時点で、米国で70曲のトップ40、英国で52曲のトップ40の実績があります。

また、アカデミックな作曲技法をダリウス・ミヨー、ヘンリー・カウエルといった、いわゆる西洋芸術音楽(クラシック音楽)の作曲家に師事しています。
バート・バカラックの作曲の根底にあるアカデミックな要素は、このときに培われたものです。

今日は、1967年の007シリーズのパロディー映画『007/カジノ・ロワイヤル』の挿入歌として書かれた、バート・バカラック作曲、ハル・デヴィッドの作詞による「愛の面影(The Look Of Love)」をどうぞ。
 
愛の面影(The Look Of Love)/バート・バカラック(Burt Bacharach)

この曲の歌詞はこちら、訳詩はこちら

この曲は最初、ロンドン生まれの女性歌手、ダスティ・スプリングフィールドが歌い、B面として発売されたのですが、各ラジオ局のDJが、こちらのバージョンを頻繁にかけため、1967年7月に全米チャート22位になるヒットを記録しました。

バート・バカラックは、この曲について次のように語っています。
 
「最初は歌詞をつけるつもりはなくて、ウルスラ・アンドレスのテーマ曲として書いていたんだ。
後でそれに歌詞をつけて映画の中で歌ってもらうことにしたけど、メロディーだけは、ウルスラの姿から自然にインスパイアされて先に出来上がっていたんだ。
彼女の体を、顔をじっと見ていたら浮かんできたのさ。
ダスティとのレコーディングはほんとに楽しかった。
彼女は素晴らしい、最高のシンガーだったよ。」