「狂った果実(くるったかじつ)/アリス」 - 40万枚を売り上げた1980年のヒット曲
- 名曲紹介
- 2014年09月22日
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写真は、こちらからお借りしました。
アリス(Alice、ALICE)は、1971年に結成された、フォークグループ、バンドです。
メンバーは、谷村新司(たにむらしんじ、チンペイ/リードボーカル、ギター)、堀内孝雄(ほりうちたかお、ベーヤン/ボーカル、ギター)、矢沢透(やざわとおる、キンちゃん/ドラム)。
アリス結成のきっかけは、1970年に行なわれたアメリカコンサートツアーで、大阪のフォークグループ、「ロック・キャンディーズ」のリーダーだった桃山学院大学出身の谷村新司と、東京のソウルバンド、「ブラウン・ライス」のゲストドラマーだった矢沢透が知り合い、意気投合したのがきっかけです。
デビュー当初はあまり売れませんでしたが、地道なツアー活動等の懸命な努力の結果、「帰らざる日々」「冬の稲妻」「涙の誓い」「今はもうだれも」「帰らざる日々」「遠くで汽笛を聞きながら」「さらば青春の時」「夢去りし街角」「ジョニーの子守唄」「チャンピオン」「秋止符」「狂った果実」「それぞれの秋」等、たくさんのヒット曲を放ちます。
そして、1978年には、日本人アーティストとして初めて日本武道館3日間公演を成功させるなど、一時代を築きます。
のみならず、日本武道館では、その後活動を停止するまでの間何回も公演し、他に後楽園球場、甲子園球場、横浜スタジアム、といった当時の野球場や、東京厚生年金会館大ホール、大阪フェスティバルホールといった全国の主要な音楽ホールなどを軒並みに満員にするほど、アリスは多数のファンを獲得していきます。
今日は、そんなアリスの、1980年7月5日に発売された通算18枚目のシングルである「狂った果実(くるったかじつ)」をどうぞ。( ^-^)/
狂った果実/アリス
この曲の歌詞はこちら。
作詩:谷村新司、作曲:堀内孝雄によるこの曲は、ポリスター移籍第1弾となる作品で、1980年の年間第38位にランクされ、40万枚を売り上げました。
また、アリスは全盛期は、「NHK紅白歌合戦」に一度も出場しませんでした。
その理由は、かつてアリスとしてNHKの番組オーディションに応募して落選した経緯があるため、声がかかっても「意地として断っていた」とのことです。
ちなみに、映画監督の根岸吉太郎は、この曲をモチーフにして「狂った果実」という同名の成人映画を製作し、この映画は1981年ににっかつより公開されました。
なお、この映画は1956年に日活で制作された、中平康監督、石原裕次郎・北原三枝・津川雅彦主演による石原慎太郎原作の同名映画「狂った果実」との関連性はありません。
【「狂った果実」って?】