「淋しい熱帯魚(さみしいねったいぎょ)/Wink」 - 「愛が止まらない~Turn it into love~」に次ぐ54.873万枚の売上げを記録したヒット曲!
- 名曲紹介
- 2014年08月24日
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写真はこちらからお借りしました。
Wink(ウィンク)は、1980年代後半から1990年代中期にかけて活躍した、鈴木早智子(すずきさちこ)と相田翔子(あいだしょうこ)の2人による、女性アイドル・ポップス・ユニットです。
Winkは、1988年に結成され、同年4月「Sugar Baby Love(シュガー・ベイビー・ラブ)」でレコードデビューをします。
そして、翌年の1989年、「愛が止まらない~Turn It Into Love~」で第22回全日本有線放送大賞グランプリ(上期)を受賞。同年「淋しい熱帯魚」で第22回全日本有線放送大賞グランプリ(年間)、第31回日本レコード大賞を受賞。さらにまた、同曲で「第40回NHK紅白歌合戦」に出場します。
「愛が止まらない~Turn It Into Love~/Wink」 - 62.95万枚の売上げを記録! Winkのシングルとして初の1位を獲得したヒット曲!|Super源さんの音楽ブログ
今日は、「Wink」の「愛が止まらない~Turn It Into Love~」のご紹介です。 写真はこちらからお借りしました。 Wink(ウィンク)は、1980年代後半から1990年代中期に
この曲は、「アマリリス」以来10ヶ月ぶりとなるWinkのオリジナル(非カバー曲)です。
それまで洋楽のカバーを歌ってきたWinkにとって、この曲は初のオリジナルでのヒットとなり、またこの曲には、通称「大魔神ポーズ」と呼ばれる振りつけがあります。
「淋しい熱帯魚」は、オリコン初登場1位を獲得し、100位以内にに25週連続ランクインします。
また、1989年のオリコン年間ランキングは7位、「愛が止まらない ~Turn It Into Love~」に次ぐ売り上げとなります。
Winkは、この曲で同年12月に行なわれた「第31回日本レコード大賞」、および「第22回全日本有線放送大賞」を受賞。
くわえて、この曲で「第40回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たします。
それでは早速、1989年7月5日に発売された通算5枚目のシングルである、その「淋しい熱帯魚」をどうぞ。
淋しい熱帯魚(さみしいねったいぎょ)/Wink(ウィンク)
この曲は、もともと1989年4月中旬より放送されたパナソニック・ヘッドホンステレオS-TYPE(松下電器産業)のCMにWinkが出演してワンフレーズ歌ったもので、その後、「アマリリス」以来10ヶ月ぶりとなる同デュオのオリジナル曲として7月5日に発売されました。
この曲の作詞は及川眠子、作曲は尾関昌也で、編曲は船山基紀です。
この曲が発売されるまで、彼女たちが歌ってきた曲のほとんどは、洋楽のカバーでした。
それで、この曲もそうかと思いきや、実は、新規に作られたオリジナルなのです。
さすが、良くできてますよね。(o^^o)スバラシイ!
この曲は、発売から間もなく、7月17日付でオリコン初登場1位を獲得し、以後11月27日付まで100位以内に20週連続ランクイン。
また、1989年のオリコン年間ランキングでは7位にランクインし、Winkのシングルとしてはカイリー・ミノーグの楽曲のカバー「愛が止まらない~Turn it into love~」の62.95万枚に次ぐ54.873万枚の売上げを記録しています。
淋しい熱帯魚の「淋しい」の読み方は?
「さみしい」が正しい読み方。
タイトル「淋しい熱帯魚」の中の「淋しい」の読み方は、JASRACには「さびしい」で登録されていますが、この曲の作詞者である及川眠子(おいかわ ねこ)によるものは「さみしい」となっています。
作詞者は自著で、
「さびしい」ではなく「さみしい」が正しいタイトルの読み方。これを濁音(だくおん)にしてしまうと、音に重さが出てしまい、ヒラヒラ、キラキラな Wink のイメージではなくなってしまうので、わざわざ濁(にご)らないようにしているんです」と、述べています。
また彼女は、「さびしい」を「寂しい」、「さみしい」を「淋しい」として使い分けており、なおかつ、本曲での「淋」の文字の選択については、タイトル中の「魚」にかけて”さんずい”のある「淋」を使ったともしており、当楽曲の「さみしい」という読みと「淋」の文字との選定理由が複合してもいます。
ということで、「さみしい」が正しい読み方です。