「なだそうそう/夏川 りみ」 - 「第44回日本レコード大賞」金賞を受賞したヒット曲!
- 名曲紹介
- 2014年08月19日
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写真は、こちらからお借りしました。
夏川 りみ(なつかわ りみ、本名:玉木 りみ(たまき りみ)旧姓、兼久(かねく) 1973年10月9日 -)は、沖縄県石垣市の歌手です。
夫はパーカッション奏者で、TUBEのサポートメンバーとして知られる玉木正昭(たまき まさあき)。
夏川 りみは、1986年の中学1年生の時に、第10回「長崎歌謡祭」に出場し、史上最年少でグランプリを獲得。レコード会社にスカウトされて上京し、田辺エージェンシーに所属します。
1989年に、星美里(ほし みさと)の名で演歌歌手としてデビューし、「しほり」を発売。
藤山一郎から、「40年に1人出るか出ないかの歌手」と称えられるもヒットに恵まれず、1999年5月21日に夏川りみと名前を変えて、「夕映えにゆれて」で再デビューをします。
その後も、しばらくヒット曲に恵まれませんでしたが、2001年に発売した同郷のBEGINの楽曲提供による「涙そうそう」が、じわじわとヒットして一躍有名になります。
この「涙そうそう」は、翌年の2002年に「第44回日本レコード大賞」で金賞を受賞。夏川 りみはこの曲で「第53回NHK紅白歌合戦」に初出場します。
今日はその、「なだそうそう」をどうぞ。
なだそうそう/夏川 りみ
この曲の歌詞はこちら。
この曲は、沖縄県の大手CDショップ「照屋楽器店」の売上ランキングでは発売1週目にしてB'zの「ultra soul」に次ぐ2位を記録。
2001年、沖縄のラジオ3局(エフエム沖縄、琉球放送、ラジオ沖縄)で年間チャート1位となっています。
全国に知られるようになるまでには時間がかかったものの、2002年から3年あまりにわたってヒットし続け、累計売上は120万枚を突破しています。
また、2019年9月23日付までのオリコン週間シングルランキングでのトップ100ランクイン週数は通算157週におよび、SMAPの「世界に一つだけの花」、中島みゆきの「地上の星/ヘッドライト・テールライト」に続いて歴代3位となっています。
「涙(なだ)そうそう」の意味と、夏川りみがこの曲を歌うようになったきっかけは?
「涙(なだ)そうそう」とは、沖縄の方言で「涙がとめどなく流れる、涙ポロポロ」の意味です。この曲は、歌手の森山良子が、若くして亡くなった兄を想って書いた詩に、同郷の旧友BEGINが曲を付けたもので、夏川りみが歌ってヒットしました(森山良子とBEGINの2人も歌っています)。
なだそうそう。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410498879
「古いアルバムめくり…」で始まる歌詞ですが、意味が分かってくると、涙が出てきます。(;;)
また、夏川りみがこの曲を歌うようになったいきさつは、以下の通りです。
・森山良子が、ライブで共演したBEGINと意気投合し、沖縄の曲を依頼。BEGINから送られてきたデモテープのタイトル「涙そうそう」が、沖縄の言葉で「涙がぽろぽろこぼれ落ちる」という意味であると聞いた森山良子は、若くしてこの世を去った兄を想う歌詞をつける。
・1998年11月26日に発売された森山良子のアルバム「TIME IS LONELY」に収録される。また、後に2001年12月5日発売のシングル「さとうきび畑」のカップリングとしても収録される。
・2002年6月26日に、BEGINが24枚目のシングルとして発売。7月21日発売の島唄アルバム「ビギンの島唄 ~オモトタケオ~」には、三線バージョンと三線ウチナーグチバージョン(訳詞:新城俊昭)が収録される。
・BEGINと夏川りみは同郷で、古くからの知己。夏川りみの姉とBEGINのメンバーが同級生という間柄でもある。
・夏川りみが、この曲を歌いたいとBEGINに依頼したことからカバーが実現する。2001年3月23日に、夏川りみの3枚目のシングルとして発売される。
また、以下のような情報もあります。
若くして亡くなった森山良子の兄は成城高校で俳優の田村亮と同じバスケットボール部だった。BEGINと夏川りみの姉は高校の同級生。
チンコタッタ タローラモ 5:32 - 2012年10月23日
https://twitter.com/MarutabasiKonro/status/260720442589986817
※田村亮(本名:田村 幸照(たむら ゆきてる))は、京都府京都市右京区出身の俳優。お笑い芸人の田村亮(大阪府高槻市出身)とは別人。
が、家が近所にあり、ある時、俳優・田村亮宛の小包が、誤ってロンブー・田村亮宅に届いたことがあり、ロンブー亮夫人と俳優・田村がその際に面識ができたという。