「ラヴァーズ・コンチェルト/サラ・ヴォーン」 - ドラマ「不機嫌なジーン」挿入歌 天海祐希出演のニッポンハムグループCM曲
- 名曲紹介
- 2014年04月11日
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写真は、こちらからお借りしました。
サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan, 1924年3月27日 - 1990年4月3日)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク出身の黒人女性ジャズボーカリストです。
サラ・ヴォーンは、コントラルト(contralto、=女性の最低音域)からソプラノまでの幅広い声域に、美しいヴィブラートの掛かった、オペラ歌手にも匹敵する声と、豊かな声量を兼ね備えた、大胆なフェイク(=原曲のメロディを即興で変えて歌ったり演奏すること)やスキャットを取り入れた歌唱力をも持ち味とした歌手です。
ジャズ・ボーカル史上、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドと並ぶ、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の一人と言われています。
サラ・ヴォーンのデビューは1940年代で、1947年に歌った「It's Magic」が初めてのヒット曲となり、大型新人として注目を集めます。
ジャズに留まらない幅広い音楽性を持ち、ポップスにも挑戦して、1950年代には「Whatever Lola Wants」や「roken-heated Melody」などのいくつかのヒット曲がありますが、これらは商業的に大きな成功をするには至らず、通俗性ゆえに批評家からは冷淡な扱いを受けます。
1960年代には、ビートルズのカバーや、1965年に発表し日本では特に知られている「ラヴァーズ・コンチェルト(A Lover's Concerto)」も発表します。
今日はその、「ラヴァーズ・コンチェルト」をどうぞ。
ラヴァーズ・コンチェルト/サラ・ヴォーン
この曲の歌詞はこちら。
昔のことですが、私は最初、ラジオから流れてくるこの曲を聴いたとき、てっきり「男性」が歌っているのかと…。(^o^;
まぁ、声がふくよかで、けっこうキーが低いですからねぇ。
ちなみに、この「ラヴァーズ・コンチェルト」の歌詞の内容は、好きな彼氏と一生別れたくないという恋する女性の純真な気持ちを歌ったものです。
「♡愛してるっチ」「♡あたしもっチ」
また、お気づきの方も多いかと思いますが、この曲の原曲はクラシックです。
正確には、J・S・バッハの「アンナ・マグダレーナ・バッハの(ための)音楽帳」のメヌエットで、「ラヴァーズ・コンチェルト」は、この曲をモチーフにしてポップス風に編曲してできたものです。
アンナ・マグダレーナ・バッハというのは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの後妻で、ドイツの声楽家、作曲家です。
1965年に、アメリカのソングライター、サンディー・リンザー(Sandy Linzer)とデニー・ランデル(Denny Randell)が詩をつけたものをガール・グループ、「ザ・トイズ(The Toys)」が歌って、アメリカおよびイギリスで大ヒットし、「Billboard Hot 100」では最高2位を記録しました。
日本では特に、今日ご紹介したサラ・ヴォーン版が有名で、TVドラマ「不機嫌なジーン」の挿入歌や、天海祐希が出演するニッポンハム(日本ハム)グループCMなど、多くのメディアで使用されています。
参考にしたサイト
音楽は楽しい! : ザ・トイズ♪-気まぐれ音楽紹介 from 横浜♪
http://blogs.yahoo.co.jp/gutch15/20147634.html
ラヴァーズ・コンチェルト A Lover's Concerto-CMソング情報
http://www.cm-songs.com/food/other/a01/lovers-concerto.html