Super源さんの音楽ブログ

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「どうぞこのまま/丸山圭子」 - 歌詞は実話!この曲の誕生の裏には許されない恋があった!

今日は、丸山 圭子の「どうぞこのまま」のご紹介です。


写真はこちらからお借りしました。

丸山 圭子(まるやま けいこ、1954年5月10日 -) は、埼玉県浦和市岸町(現:さいたま市南区)出身のシンガーソングライター、作曲家、洗足学園音楽大学客員教授です。

丸山 圭子は、1972年7月に、ニッポン放送主催の「VIVA唄の市」に、オリジナル曲で出場し優勝します。
そして、同年11月にLP「そっと私は」、EP「心の中の」を出します。
その後、ピピ&コットに参加し、解散後は、キングレコードに移籍。1976年3月には「ひとり寝のララバイ」を発売。同年7月に発売した「どうぞこのまま」がヒットし、この曲は、翌年にかけてロングセラーヒットとなります。

今日はその、「どうぞこのまま」をどうぞ。
どうぞこのまま/丸山圭子

「どうぞこのまま」の作詞、作曲は丸山圭子、編曲は青木望 (あおき のぞみ、1931年3月2日 -)です。
「どうぞこのまま」は、ニック・デカロの都会的なアレンジを取り入れたかった丸山圭子が、デカロのアルバム『イタリアン・グラフィティ』を持参し、青木望やスタッフに聞かせ、このようなアレンジにしたいと、自ら希望を出した結果生まれた、ボサノバ調の楽曲です。
そしてこの曲の歌詞は、当時の本人の実体験ー許されない恋ーが元となっています。

「どうぞこのまま」誕生の裏には許されない恋があった!

丸山圭子は、著書「どうぞこのまま」(小径社刊)で、20歳のときに書いたこの名曲の誕生の裏には、実は”許されない恋”があった、告白しています。

この頃、彼女には同じアーティスト仲間の彼がいました。お互いに忙しい中、ふとあいた時間に、二人はデートを重ねていました。
私たちが体を合わせた後、外は雨が降り始めていた。私は、ガラス窓を流れる雨の滴を見つめながら、まもなく二人の時は終わりを告げて、彼が黙って扉を開け、去っていくのを感じていた。にこやかに……、また、自分の世界に戻るように……。彼が去った後で、私の中に一瞬の、刹那(せつな)に生きる想いだけが残った。胸の奥から突き上げる叶(かな)わぬ想い……。それが言葉になり、歌になった。
「どうぞこのまま」は、当時、かくしてひたむきに生きた彼女の想いが凝縮(ぎょうしゅく)された曲だったのです。そしてその想いは、今でもこの歌を歌うときに鮮明に蘇(よみがえ)ってくる、と彼女は言います。