「渚のシンドバッド/ピンク・レディー」- オリコンシングルチャート1位を獲得したヒット曲!
- 名曲紹介
- 2013年05月25日
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写真は、こちらからお借りしました。
ピンク・レディー(Pink Lady)は、1970年代後半に活躍したアイドルデュオです。
メンバーは、ミー(現:未唯mie、本名:根本美鶴代)とケイ(現:増田恵子、本名:桑木啓子(旧姓:増田)。
ピンク・レディーは、1976年8月25日に、シングル「ペッパー警部」で歌手デビューをします。ピンク・レディーとは都倉俊一の命名であり、カクテルのピンク・レディーに由来します。いわゆるお色気路線で、男性に魅力を訴えかけるようなデュオではなく、子供からお年寄りまで楽しめる、明るく健康的なムードが特徴のデュオで、老若男女に幅広く人気を獲得することに成功します。
そればかりでなく、レコードが大ヒットして人気が高まるにつれて、衣料品や文房具、食器、自転車や食品まで、多くの業種のさまざまな商品にピンクレディー2人の姿がプリントされたキャラクターグッズが販売され、彼女たちの存在は想像を絶する巨額の経済効果を派生させることとなります。
今日は、そんなピンク・レディーの多くのヒット曲の中から、1977年6月10日に発売された「渚のシンドバッド」をどうぞ。
渚のシンドバッド/ピンク・レディー
この曲の歌詞はこちら。
「渚のシンドバッド」は、前作から引き続き、3作連続でオリコンシングルチャート1位を獲得.
また、同社集計の累計売上で、グループ初のミリオンセラーを達成しています。
この曲のコーラスを担当しているのは、「シンガーズ・スリー」という女性コーラス・グループです。
「シンガーズ・スリー」は、今日ご紹介した「渚のシンドバッド」ばかりでなく、ピンク・レディー の多くの楽曲でコーラスとして参加しています。
ゆうちゃん
しかし、押し出しの強いコーラスだなぁ
しんちゃん
そうなんだよ
これがシンガーズ・スリーの特徴なんだ
このシングル以降、「モンスター」まで、5作連続でミリオンセラーを記録、いずれも連続記録としては当時最長の記録となりました。
また当時、ピンク・レディーはアイドル歌謡曲としては驚異的な人気と売上を記録したデュオで、1977年のオリコン年間シングルチャートは、この「渚のシンドバッド」が1位を獲得したほか、翌年も「UFO」で2年連続年間セールス1位に輝いています。
また、週間チャートでは、本作とこの次に発売された「ウォンテッド (指名手配)」の2作で通算17週にわたり1位を独占。
はたまた、次々作「UFO」でも長期間1位を独占していたため、1977年7月第3週から1978年2月第3週までの28週のうち、27週にわたりピンク・レディーが1位を獲得することとなります。
ちなみに、翌年の1978年に同じレコード会社、ビクター音楽産業からデビューしたサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」は、本作の “シンドバッド” と、同時期にヒットしていた沢田研二の「勝手にしやがれ」の “勝手に” を合わせてつけたタイトルでした。
そしてこの曲は、2005年には日本テレビ系水10ドラマ『おとなの夏休み』第2話主題歌に起用されています(第1話の主題歌は、前出のサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」)。