「サンホセへの道/ディオンヌ・ワーウィック」 - 1968年の女性ベスト・ポップ・ヴォーカル賞受賞曲 歌詞の意味は?
- 名曲紹介
- 2011年05月05日
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写真は、こちらからお借りしました。
ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick、1940年12月12日 - 本名 Marie Dionne Warrick マリー・ディオンヌ・ワーリック)は、アメリカのニュージャージー州(New Jersey East Orange)出身の黒人女性歌手です。バート・バカラック作品の歌い手として、またホイットニー・ヒューストンの従姉妹としても知られています。
ディオンヌ・ワーウィックは、ハートフォード音楽大学に在学時、主専攻で音楽教育、副専攻でピアノを専攻します。そして、ニューヨークのレコーディングスタジオでバックコーラスやデモ歌手などをしている時に、作曲家のバカラックと出会い、大学卒業後、歌手として本格的に活動を始め、1963年にデビューします。
翌年の1964年、「ウォーク・オン・バイ」のヒットで脚光を浴び、それから3年後の1967年に「小さな願い(I Say a Little Prayer)」のヒットを放ってからは、「サンホセへの道」、「恋にさようなら(I'll Never Fall in Love Again)」など、現在もスタンダードとして親しまれているバカラック=ハル・デビッド作品で続けざまにヒットを放っていきます。
今日ご紹介する「サンホセへの道」は、1968年に発売された曲で、同年女性ベスト・ポップ・ヴォーカル賞を受賞した曲でもあります。
歌詞の内容は、大都会ロサンゼルスで夢やぶれて、サンフランシスコ湾南岸の故郷サンホセへ帰る、といったものです。
それでは早速、「サンホセへの道」をどうぞ。
サンホセへの道(Do You Know The Way To San Jose)/ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)
この曲の歌詞はこちら。
「サンホセへの道」の歌詞の意味は?
この曲は、一体どのようなことを歌っているのでしょうか?
まずは、歌詞の最初の方を読んでみましょう。
Do you know the way to San Jose?
(サンホセへの道を知ってる?)
I've been away so long
(しばらく離れていて)
I may go wrong and lose my way
(道を間違えてしまいそうなの)
実はこの曲は、アメリカ・ハリウッドのある大都会ロサンゼルスに夢を求めて出て行ったサンホセ生まれの女の子が疲れてしまい、あきらめて生まれ故郷に帰っていく歌なのです。
日本の曲でいえば、いきものがかりの「帰りたくなったよ」みたいなものですね。
次に、歌詞のまん中あたりを読んでみましょう。
You can really breathe in San Jose
(サンホセでは思いっきり息ができるわ)
They've got a lot of space
(場所もたくさんあるし)
There'll be a place where I can stay
(泊れる場所も見つけられる)
I was born and raised in San Jose
(私はサンホセで生まれ育ったの)
I'm going back to find some peace of mind in San Jose
(サンホセで心の安らぎを見つけに帰るわ)
(@_@)ウーン
この女の子、本当に身も心も疲れ切ってしまったようです。【><】
「San Jose」の発音は?
なお、この曲のタイトルの「San Jose」の発音ですが、San Joseは本来スペイン語なのでサン・ホゼという発音になります。が、現地の人たちは皆、「サン・ノゼ」と発音しています。