「おやすみ/谷山浩子」 - 「河のほとりに」でデビューした谷山浩子の1985年に発売されたシングル
- 名曲紹介
- 2011年04月30日
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今日は、谷山浩子の「おやすみ」のご紹介です。
写真はこちらからお借りしました。
谷山浩子(たにやま ひろこ、本名:中西浩子(なかにし ひろこ)、1956年8月29日 -)は、シンガーソングライターです。
谷山浩子は、1972年4月25日、アルバム「静かでいいな~谷山浩子15の世界~」とシングル「銀河系はやっぱりまわってる」をリリースし、1度目のデビューをします。
1974年、第7回ポプコンつま恋本選で「お早ようございますの帽子屋さん」が入選し、翌年の1975年2月10日にキャニオン・レコード(現・ポニーキャニオン)からシングルリリースし、2度目のデビューをします。
そして、1977年、シングル「河のほとりに」で正式デビューをします。
谷山浩子の特徴は、何と言っても、とてもきれいで透明感のある歌声です。
さて、今日ご紹介する「おやすみ」は、1985年に発売された、「眠れない夜のために」に入っている曲です。
それでは早速、「おやすみ」をどうぞ。
谷山浩子の音楽性と作風
谷山浩子は、独特の幻想的作風を特徴としており、現実離れした内容の歌詞が多いです。また、楽曲制作だけに留まらず、幻想的小説も多数執筆し、これと並行して小説と内容がリンクした同名の歌を制作するなど、個人で今で言う「メディアミックス作品」も制作しており、統一された世界観に裏打ちされた作品が特徴です。
作家としては、ファンタジー作品を発表し続けており、ジュブナイル的な作品が多くなっています。 メルヘン的な文体で、甘やかな印象がありますが、文芸評論家の石堂藍は「作品の内実を窺(うかが)うと、心理学的象徴や夢への傾倒が強く見られる」と述べ、谷山浩子が付けている夢日記の影響を指摘しています。
アマチュアに徹することで、余分なものを豊かにもつ谷山浩子ならではの世界を描いています。