「無縁坂/グレープ」 - ドラマ「ひまわりの詩(ひまわりのうた)」主題歌 「無縁坂」は東京都文京区湯島四丁目に実在する坂
- 名曲紹介
- 2011年03月29日
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写真は、こちらからお借りしました。
グレープは、高校時代からの音楽仲間であり、友人であったさだまさし(ボーカル・ギター・ヴァイオリン)と吉田正美(現・吉田政美、ギター)が1972年に結成したフォークデュオです。
グレープは、1973年に「雪の朝」でデビューしますが、全然売れず、その翌年に出した2枚目のシングル「精霊流し」がロングヒット。発売から実に半年以上もかけ、オリコン2位までいきます。
そして、1974年には第16回日本レコード大賞作詩賞を受賞します。
当時、グレープが一世を風靡した要因のひとつには、ヴァイオリンを弾く、というさだまさしの演奏スタイルが珍しかったこともあります。
今日ご紹介する「無縁坂」は、1975年に発売された通算6枚目のシングルです。
それでは早速「無縁坂」をどうぞ。
この曲の歌詞コードはこちら。
この曲は、オリコンチャートにおいて最高順位12位、1976年度年間29位を記録しています。
「無縁坂」の歌詞の内容は?
「無縁坂」は、さだまさし自身の作詞・作曲によるものです。歌詞の内容としては、年老いた母に対する息子の想いを歌ったもので、テレビドラマ「ひまわりの詩(ひまわりのうた)」の主題歌となりました。
「ひまわりの詩」って、どんなドラマ?
「ひまわりの詞(ひまわりのうた)」は、亡き親友の子を引きとって育てた雪(池内淳子)と、今は大学生に成長した雪の子供である竜彦(三浦友和)との、本当の親子もおよばぬ、強いきずなで結ばれた母と子の愛の姿を描いたドラマです。出典:https://ameblo.jp/ameblojpvbctv3do/entry-11867285600.html
このドラマでは、ヨットに青春を燃やす若者と、彼の出生の秘密をめぐる人間模様が描かれています。
主な出演者は、以下の通りです。
・池内 淳子
・三浦 友和
・杉村 春子
・夏木 陽介
・白川 由美
・木村 功
・佐藤 友美
・山形 勲
・池上季実子
・北村 和夫
・長谷川由紀
・岩本 多代
・森谷 泰章
・内藤 武敏
・織本 順吉
・桑原 大輔
ほか。
「無縁坂」の曲の舞台は、東京都文京区に実在する坂
「無縁坂」の舞台は、東京都文京区湯島四丁目にある坂で、森鴎外の小説「雁(がん)」で知られるようになった坂です。さだまさし自身のアルバム、「帰郷」で、セルフカバーされています。
写真は、こちらからお借りしました。
ゆうちゃん
へえ
無縁坂って、本当にあるんだ
しんちゃん
うん
あるよ
「無縁坂」は森鴎外の「雁」で知られるようになった坂
無縁坂は、東京都台東区池之端1丁目から文京区湯島4丁目へ登る坂で、森鴎外の作品「雁」の主人公である岡田青年の散歩道とぃうことで、多くの人びとに親しまれる坂となりました。「雁」の中には、次のようなー節があります。
「岡田の日々の散歩は大抵道筋が極まってぃた。寂しい無縁坂を降りて、藍染川のお歯黒のような水の流れこむ不忍の池の北側を廻って、上野の山をぶらつく‥‥‥」
坂の南側は、江戸時代四天王の一人・康政を祖とする榊原式部大輔の中屋敷で、坂を下ると不忍の池です。
「グレープ」という名前の由来は?
ちなみに、「グレープ」という名前の由来ですが、これは吉田が葡萄(ぶどう)の絵を自分の印として譜面に書いていたことによります。吉田が、「とりあえずこれにしよう」と言ったことから「グレープ」となりました。
なお、このシングルのジャケットの題字(手書き風の文字)は、吉田正美によるものです。