「ロビンソン/スピッツ」 - オリコンTOP10入りを果たしたロビンソンのブレイク曲! 制作秘話も紹介
- 名曲紹介
- 2011年01月14日
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今日は、スピッツの「ロビンソン」のご紹介です。
写真は、こちらからお借りしました。
スピッツ(SPITZ)は、進学のために上京した4人が集まって、1987年に結成した日本のロックバンドです。
スピッツは、新宿ロフト、新宿JAM、渋谷ラ・ママなどの都内のライブハウスを中心に活動し、1991年にポリドールからメジャーデビューを果たします。
そして、1995年に発売したシングル「ロビンソン」が初のオリコンチャートTOP10入りし、しかも通算30週以上ランクインするという快挙を成し遂げ、これが彼らの名前を世間に知らしめることとなりました。
それでは早速、彼らのブレイク曲となった、その「ロビンソン」をどうぞ。
この曲のオリコンチャートにおける最高順位は、以下の通りです。
・週間4位
・1995年5月度月間5位
・1995年6月度月間6位
・1995年7月度月間9位
・1995年8月度月間20位
・1995年度年間9位
・オリコン歴代シングルランキング66位
「ロビンソン」制作秘話と、草野の当惑
CDシングルに収録された「ロビンソン」と「俺のすべて」は、いずれも1995年の初めに東京都のグリーンバード杉並にてレコーディングされました。制作段階では、まだどちらをA面にするか決めていず、「俺のすべて」から先にリハーサルに取り掛かりました。
そして最終的に、「ロビンソン」が1曲目に選ばれましたが、作詞・作曲を担当した草野は、この曲が「ポップすぎる」という印象で、シングルとして発表することにあまり乗り気ではなかったといいます。
シングルの制作中、草野は「ロビンソン」を“いつものスピッツの、地味な曲”と感じ、バンドの他のメンバーや共同プロデューサーの笹路正徳にもそのように話していたといいます。
ところが、この曲はそんな草野の思惑を超えて大ヒット。
この曲が大衆的な支持を集めたことについて、草野は2007年に出版されたグループの回顧録『旅の途中』の中で、以下のように述べています。
「人気テレビ番組やCMのタイアップではないし、テレビによく出ていたわけでもないのに、なぜあの曲がこんなに長く売れているのか、と当時抱いた疑問の答えはいまでもわからない」
この曲のイントロやサビでリフレインされる印象的なアルペジオフレーズは、リードギターの三輪テツヤが持ってきたフレーズをそのまま採用したものです。
プロデューサーの笹路正徳は、このアルペジオのフレーズも、この曲の印象を決定づける重要な要素だったと語っています。