「WON'T BE LONG(ウォント ビー ロング)/バブルガム・ブラザーズ」 - ミリオンセラーを突破した大ヒット曲!
- 名曲紹介
- 2018年10月03日
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写真は、こちらからお借りしました。
バブルガム・ブラザーズは、1983年にブラザー・トム(Bro.TOM)とブラザー・コーン(Bro.KORN)のコンビで結成されたデュオです。略称はBGB。
彼らは、もともとは漫才師でした。
バブルガム・ブラザーズは、1985年に「忘れじのエヴリナイト」を発売して、ミュージシャンとしてデビューをします。
そして、シングル『Beautiful People』あたりから、グループ名の英語表記で、定冠詞「THE」(ザ)を黒人英語の「DA」(ダ)に変えて、コーンの綴りも2008年ごろ「KORN」から「KONE」に変えます。
1991年には、前年の1990年に発売したシングル「WON'T BE LONG」が大ヒットし、『第42回NHK紅白歌合戦』に出場。
この年の紅白は、当初は「HOUND DOG」が出場を予定していましたが、NHKとの選曲のもつれから彼らの出場はキャンセルとなり、代役として白羽の矢が立ったのが、「バブルガム・ブラザーズ」です。
そして、当日歌い終わった後、「THANKS TO HOUND DOG」と絶叫します。
それでは、今日はその「WON'T BE LONG」をどうぞ。
WON'T BE LONG(ウォント ビー ロング)/バブルガム・ブラザーズ
この曲の歌詞はこちら。
この曲は、東京都杉並区高円寺出身のBro.KORN(以下KORN)が東京高円寺阿波おどりをモチーフに作ったもので、プロモーション・ビデオの撮影は高円寺阿波おどりの会場で行なわれました。
KORN曰く、「今まで虐げられてきたけど、お前のために全て頑張ってきたよ」という内容の歌詞で、「お茶の間ファンクやお茶の間ソウル」という親しみやすいメロディが特徴の曲です。
歌っているのはKORNのみで、Bro.TOM(以下TOM)はレコーディングの段階から一切関わっていず、音楽番組などで歌う際も、TOMは当て振りしか行わいませんでした。
のちに、「レコーディング中、TOMはパチンコに行っていた」とKORNが明かしています。
この曲は1990年8月のbayfmのパワープレイに採用され、『ヒットスタジオR&N』(フジテレビ)のエンディングでも流されました。
発売後、しばらくは反響がありませんでしたが、1991年3月30日に放送された『オールナイトフジ』最終回スペシャル(フジテレビ)にKORNがゲスト出演した際に、この曲を気に入っていたとんねるずが生放送中に2度かけたところ、フジテレビに曲名を尋ねる質問電話400本が殺到。
これをきっかけにこの曲は大ヒットとなり、1992年1月にはミリオンセラーを突破(累計販売枚数は170万枚)しました。
バブルガム・ブラザーズのその後
バブルガム・ブラザーズは、1996年以降になるとソロ活動が多くなり、活動休止状態(2004年6月にライブを行ったことがある)となります。しかしながら、2008年12月3日に発売したシングル「Daddy's Party Night~懲りないオヤジの応援歌~」で、本格的に活動を再開。音楽番組にも出演します。
その際、活動を休止した理由は、不仲によるものであったと語っています。
また、再始動のきっかけは、偶然、2人が町でバッタリ会ったときに会話が弾み、
『お互い病気を乗り越えた(トムは心筋梗塞、コーンは腎疾患)記念に、もう一度やろうか。』
というやり取りがあったことだと語っています。