Super源さんの音楽ブログ

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「さらばシベリア鉄道/太田裕美」 - 「雨だれ」でデビューした太田裕美の1980年のヒット曲 この曲の原曲は?

今日は、太田 裕美の「さらばシベリア鉄道」のご紹介です。

さらばシベリア鉄道 太田裕美 ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

太田 裕美(おおた ひろみ、本名:福岡 弘美(ふくおか ひろみ、旧姓:太田)1955年1月20日-)は、東京都荒川区生まれ、埼玉県春日部市育ちのシンガーソングライターです。

太田 裕美は、1974年11月1日に「雨だれ/白い季節」でデビューをします。

「雨だれ」- その後「木綿のハンカチーフ」で人気が爆発する太田裕美のデビュー曲|Super源さんの音楽ブログ


今日は、太田 裕美の「雨だれ」のご紹介です。写真は、こちらからお借りしました。太田 裕美(おおた ひろみ、本名:福岡 弘美(ふくおか ひろみ、旧姓:太田)1955年1月20日-)は、東京都荒


キャッチフレーズは、「まごころ弾き語り」で、デビュー当初は、フォーク調でピアノの弾き語りの曲が中心でした。

1975年12月、3作目のアルバム「心が風邪をひいた日」からシングルカットされた「木綿のハンカチーフ」が大ヒット。
この曲は、翌1976年にオリコンチャート4位を記録します。

それでは、今日は1980年11月21日に発売された、通算19枚目のシングルである「さらばシベリア鉄道」をどうぞ。
 
さらばシベリア鉄道/太田裕美

この曲の歌詞はこちら

この曲は、もともとは大瀧詠一がジョニー・レイトンの「霧の中のジョニー」にインスパイアされて、アルバム『A LONG VACATION』のために作った曲です。

大瀧詠一はいったんレコーディングを始めましたが、慣れない女言葉で歌うのを気持ち悪がり、担当ディレクターが太田裕美への提供を思い立ったといいます。

が、自身の録音スケジュールの関係や、これまでの太田裕美のサウンドとの一貫性を大事にしたいという大瀧詠一本人の意向から、編曲については萩田光雄に全面的に依頼することになりました。

ただ、先にできていた自身のバージョンのオケ(編曲は大瀧自身)をデモテープ代わりに萩田光雄に渡したため、大瀧詠一の原編曲が生かされている部分もあり、たとえば間奏のギターソロは、大瀧バージョンと同じ鈴木茂が担当していたりします。

この曲は、太田裕美のシングルとして発表した際、オリコンチャートランキングは最高で70位留まりだったものの、大瀧詠一にとっては、作曲家として初めて100位以内にランクインした楽曲となっています。

「さらばシベリア鉄道」の原曲は?

大瀧詠一の作曲したこの曲の元ネタ、あるいは原曲(?)として、時々取り上げられる洋楽が2曲あります。
ここで、それらの曲をご紹介したいと思います。

まず1曲目は、1960年代にイギリスで活躍したインストバンド、トルネードス(The Tornados)の1963年の楽曲「Ridin' the Wind(ライディン・ザ・ウィンド)」という曲です。

そしてもう1曲は、1960年代に同じくイギリスで活躍した俳優・歌手のジョン・レイトン(John Leyton)の最大のヒット曲「霧の中のジョニー(Johnny Remember Me)」です。

それでは、まずは黙って聴いてみてください。

 
Ridin' the Wind/THE TORNADOS

 
Johnny Remember/MeJohn Leyton

どうでしょう?
どちらも、曲の醸(かも)し出す雰囲気やメロディーなどが「さらばシベリア鉄道」に良く似ていますよね。おお!(゚o゚)

私は最初、これらの曲を聴いたとき、あまりに似ているので、思わず (* ̄m ̄)プッ! と吹き出してしまいました。(^^;