「アメリカンフィーリング/サーカス」- 日本航空グループの旅行会社「旅行開発」(現ジャルパック)の「come to america '79」キャンペーンソング
- 名曲紹介
- 2018年02月13日
- Comment:0
- Edit
写真は、こちらからお借りしました。
サーカスは、1978年にデビューした男女2人ずつからなる4人組のコーラスグループです。
メンバーは、叶正子、叶高、叶ありさ、吉村勇一。
サーカスは、1977年に「月夜の晩には」で仮デビューをします。
この時のメンバーは、すが健、茂村泰彦、叶正子、卯月節子です。
そして、1978年に、バンド活動を志向していた男性2名がメジャーデビュー直前に脱退。
急きょ叶正子の弟の高(たかし)と央介(おうすけ)を加えて再結成されました。
1978年に、シングル「Mr.サマータイム」(ミシェル・フュガンのカヴァー曲) で本格的にデビュー。
この曲は、同年8月中に100万枚を突破する大ヒットとなります。
他のヒット曲としては、1979年に発売された「アメリカン・フィーリング」、1988年発売の「Woman in Love」などもあります。
サーカスは、それまでどのグループにもなかった男女2人ずつ、しかも三人姉弟と従姉というユニークな編成のヴォーカルグループとして誕生したのが特徴です。
1984年に、卯月節子が結婚、叶央介はソロ活動のため二人はグループから離れ、原順子と嶋田徹の二人が新メンバーとして加入。
1988年には、嶋田徹がグループを離れ、叶央介が復帰。
1991年に、叶央介と原順子が結婚し、メンバー4人が「親族」となります。
今日は、そんなサーカスの、1979年に発売された「アメリカンフィーリング」をどうぞ。
アメリカンフィーリング/サーカス
この曲の歌詞はこちら。
この曲は、日本航空グループの旅行会社「旅行開発」(現ジャルパック)の「COME TO AMERICA '79」キャンペーンソングに採用されました。
当時、アルファレコードのプロデューサーだった有賀恒夫によれば、小田裕一郎作曲のサビ部分で採用され、残りはできていなかったため、Aメロもそのまま小田裕一郎に依頼しましたが、出来ばえに満足できず、何度もダメ出しをして完成したということです。
この曲は、オリコン最高5位を獲得し、47.6万枚のセールスを記録。
サーカス自身「Mr.サマータイム」に次ぐ2番目のヒット曲となりました。
また、サーカスはこの曲で、『第30回NHK紅白歌合戦』に2年連続2回目の出場を果たしました。
サーカスには、CDとして未発売の幻の音源が
サーカスには、「サーカスといずみたくファミリー」の連名で発売された、「輝くオイルロード」という、CDとして未発売の曲があります。1987年と1992年に、日本石油グループの企業CMが放映された際にCMソングとして使われた曲で、これら2つのCMで使われた曲は、同じ曲ながらそれぞれ音程や再生ピッチが異なっています。
この曲はもともと、「日本石油」の誕生100周年を記念して制作された曲で、右上に「日石100年」というロゴが入った、白地に黒のピアノがデザインされたジャケットでレコード化されました。
しかしながら、このレコードは当時の日本石油の社内関係者にしか配布されなかった模様で、いわば幻の音源となっています。
サーカスの近況
2013年に、叶央介と原順子が2人のライブユニット"J&O"の活動に専念するためグループを離れ、叶ありさと吉村勇一が新メンバーとして加入。2013年4月24日に、メンバーチェンジ後初めてとなるアルバム「We Love Harmony!」を発表。
2013年5月29日に、アルバム「THE REBORN SONGS~80'sハーモニー~」を発表。