Super源さんの音楽ブログ

名曲紹介、作詞・作曲、音楽用語の楽しい覚え方、その他音楽にまつわることを書いていくブログです。可愛い音楽ブログパーツも配布しています。

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「恋に落ちて/小林明子」 - 80年代ドラマの代表作「金曜日の妻たちへ」の主題歌 制作秘話も紹介!

今日は、小林明子の「恋に落ちて」のご紹介です。

恋に落ちて 小林明子 ジャケトイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

この曲は、80年代ドラマの代表作「金曜日の妻たちへ」の主題歌で、当時小林明子が歌ってヒットしました。

「金曜日の妻たちへ(きんようびのつまたちへ)」は、1983年にTBSと木下プロダクション(現・ドリマックス・テレビジョン)が製作し、TBS系列で金曜22時から1時間枠(金曜ドラマ枠)で放送された、核家族間の交流とそこに起きる不倫を題材にした連続テレビドラマです。

それでは早速、その「恋に落ちて」をどうぞ。
 
小林明子 恋に落ちて

この曲は、1985年8月31日に発売された、小林明子のデビューシングルです。 この曲のオリコン最高順位は、以下の通りです。

・週間1位
・1985年11月
・12月度月間1位
・1985年度年間3位
・1986年度年間6位

このドラマシリーズは大ヒットし、当時、「不倫ドラマ」ブームを巻き起こしました。
そればかりでなく、社会現象ともなり、このドラマの略称·金妻(きんつま)は「不倫」の代名詞ともなりました。

「恋に落ちて」制作秘話

この曲は、ドラマ放映より1年も前に、小林明子がある歌手のために作曲したものですが、その歌手は引退してしまいいました。

しばらくして、偶然ドラマ関係者の耳に入り、湯川れい子が詞をつけて、歌手を誰にしようかと検討したところ、デモテープ用に歌った声がいい、ということで、作曲者自身が歌うことになりました。
湯川れいこは、この曲の作詞するのにとても時間がかかったと語っています。
特に、「ダイヤル回して手を止めた」の部分です。

これは、ダイヤル式の電話機を指していますが、当時、1980年代後半は、公衆電話がダイヤル式からプッシュホン式に替わったケースが多く、この部分を変えるべきかどうか迷いました。
が、ダイヤル式は、電話をかける時に時間がかかり、その時に迷う心理を表現するためにあえてこの部分を残して発表しました。

この点について、小室哲哉は、

「表現はいい点と悪い点の両方ありますよね。その時代を象徴している言葉でもあるし、ダイヤルどころかプッシュでさえ番号を入れない今の時代では通じないことにもなる」

と述べています。

「楽園のDoor/南野 陽子」 - 『スケバン刑事』の主題歌 南野陽子初のオリコンチャート1位獲得曲!

今日は、南野陽子の1987年のヒット曲、「楽園のDoor(らくえんのドア)」のご紹介です。

南野陽子 楽園のDoor ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

楽園のDoorは、同年1月に発売された南野陽子の6枚目のシングルで、この曲は、彼女が当時主演した『スケバン刑事』(1987年2月14日公開)の主題歌となり、彼女初のオリコン1位を獲得しました。

ちなみに、作曲者は来生たかおで、来生たかおは彼自身のアルバム『Etranger』(1987年)の中で、この曲をセルフカバーしています。

それでは早速、「楽園のDoor」をどうぞ。

南野陽子 - 楽園のDoor 投稿者 masanaotanaka

この曲の歌詞はこちら

南野陽子は、1987年2月に映画『スケバン刑事』に主演し、その主題歌も自分で歌いました。
そして、映画と同名のこの曲で、初のオリコンチャート第1位を獲得。
1987年の日本レコードセールス大賞アーティスト別年間シングルセールスにおいて、1位を獲得します。

そしてその後も、「話しかけたかった」「はいからさんが通る」「吐息でネット。」「あなたを愛したい」「秋からも、そばにいて」などヒット曲を連発します。


なお、この「楽園のDoor」は、来生たかおが、同じく南野陽子に提供した「さよならのめまい」と共に好きな楽曲だということです。

また、この曲のサビとエンディング部分の振りつけは、映画「スケバン刑事」で「究極のヨーヨー」を投げる時のポーズと同じです。
このヨーヨーは、通常のヨーヨーの4倍の重量があるという設定のため、投げる時には、右手で左手首を持ちながら投げるという独特のポーズとなります。

「ザ・レイン/オランジュースジョーンズ」 - R&Bテンポのリズムにサビでラップが入る異色作

今日は、オランジュースジョーンズ(Oran Juice Jones)の1986年のヒット曲、「ザ・レイン(The Rain)」のご紹介です。

ザ・レイン オランジュースジョーンズ ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

オラン・ジュース・ジョーンズは、ラップのデフ・ジャム・レーベルからデビューしたR&Bシンガーで、いわゆる一発屋です。
 
「ザ・レイン(The Rain)」は、R&Bテンポのリズムにサビでラップが入る異色作で 、シンセや打ち込みが、いかにも80年代を感じさせる、雨や雷のサウンドエフェクト入りのスウィート・ソウルです。

この曲は私のお気に入りで、今でも時々聴いています。
が、つい最近知ったのですが、これがまたすごい内容の歌詞で…。(^^;
簡単に言えば…、二股をかけられていたことに気づいた男性(貢君)が、そのことに気づいてキレる、という内容でした。(゚O゚;ビックリ

歌を良く聴くと分かりますが、
♪I saw you (and him) walking in the rain~

と、I saw youの後に、and himが、合いの手のように入っているんです。
(^^;キヅカナ カッタ。
つまり、貢君は、ある時彼女が他の男性と一緒に歩いているところを見て、それでキレてしまうんですね。

おいおい、それじゃ一体、この曲、どんなことを歌っているの、と全歌詞を知りたい方は、以下のページをどうぞ。
Lyrics: The Rain by Oran Juice Jones

ただし、英語です。

※上のページが見られない場合は、以下へ。
Lyrics: The Rain by Oran Juice Jones(魚拓)

しかし、…曲後半のラップ部が、キレて女性を追い出す部分になっているとは、よく考えたものです。(-"-;)ウーン

ちなみに、同年のヒット曲には、カバー・ガールズの「Show Me」があり、日本では翌年森川由加里が歌ってヒットしました。

前置きはこれくらいにして、それでは「ザ・レイン」をどうぞ。

ザ・レイン/オランジュースジョーンズ