Super源さんの音楽ブログ

名曲紹介、作詞・作曲、音楽用語の楽しい覚え方、その他音楽にまつわることを書いていくブログです。可愛い音楽ブログパーツも配布しています。

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「渡良瀬橋/森高千里」 - 八雲神社焼失と復活の経緯は? 歌詞に出てくる公衆電話は実在する!

今日は、「森高千里」の「渡良瀬橋(わたらせばし)」のご紹介です。

渡良瀬橋 森高千里 ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

森高千里(もりたか ちさと、本名:江口 千里(えぐち ちさと、旧姓:森高 1969年4月11日 -))は、大阪府茨木市(おおさかふ いばらきし)出身の歌手・作詞家・作曲家・ドラマーです。

森高千里は、九州女学院在学中の1986年夏、大塚製薬が主宰した「第1回ポカリスエット・イメージガールコンテスト」でグランプリを受賞します。

翌年の1987年春、東宝映画『あいつに恋して』にヒロイン・松前千里役で出演し、5月25日に同映画の主題歌「NEW SEASON」で歌手デビューをします。

1989年、南沙織の楽曲のリメイク「17才」がヒットし、一躍人気ミュージシャンとなります。

今日ご紹介する「渡良瀬橋」は、1993年に発売された通算17枚目のシングルで、作詞は森高千里自身、作曲は斉藤英夫です。

自動リンク それでは早速、「渡良瀬橋」をどうぞ。
 
渡瀬橋/森高千里

この曲の歌詞はこちら

「渡良瀬橋」は、森高千里が初めて自ら楽器演奏を行なった曲

「渡良瀬橋」は、森高千里が発表したシングルで、初めて自らドラムスやリコーダー等の楽器演奏を行なった曲です。

この曲は、森高千里が1993年に新曲を作る際、地図を広げて「言葉の響きの美しい川や橋」を探したところ、まず「渡良瀬川」という文字が目に留まり、次に渡良瀬橋という橋があることが判明。その後、現地に行って橋の周辺を散策、そのイメージで詞を書いてできたものです。

この曲のヒットを受けて、森高千里は足利市から「足利のイメージアップに寄与した」という理由で感謝状を贈られます。また、2007年には足利市の出資で渡良瀬橋の近くにこの曲を刻んだ歌碑が建てられます。

渡良瀬川は、この曲によって全国的に知られるようになり、今や観光名所となっています。

歌詞に登場する「八雲神社」と「公衆電話」は実在する!

また、歌詞に登場する「八雲神社」と「床屋の角にぽつんとある公衆電話」は、足利公園の近くに実在します。 この公衆電話は、利用者の減少によりNTT東日本が取り壊す予定でしたが、市側の要望で回避されました。


「渡良瀬橋」のプロモーションCDの映像に映っている八雲神社(同名の神社は現地にいくつか存在)


歌詞のモデルとなった「床屋さん」と「公衆電話ボックス」


「バーバーオザワ」さんという床屋さんで、十字路の角地に立地していて、歩道に公衆電話ボックスがある


公衆電話ボックスのアップ

 
公衆電話のそばには、「森高千里の『渡良瀬橋』に使われた電話ボックスです」ということを示す張り紙がある


電話ボックスには、森高千里からのメッセージが書かれたポスターが貼られている


渡良瀬橋の歌碑

※上記の写真は、以下のサイトからお借りしました。
床屋の角にポツンとある公衆電話おぼえてますか? (八雲神社へ行く途中) 紅葉の足利を勝手に駅からハイキング(13) [栃木県足利市]-悠々☆湯ったり☆ぶらり旅 [ゆゆぶ]
http://blog.livedoor.jp/keinosora/archives/20814760.html
「渡良瀬橋歌碑除幕式」―森高千里の部屋
http://www.moritaka-web.com/kahijomakushiki070428.html
渡良瀬に出てくる床屋の前の公衆電話を見学
https://trip.painfo.net/2011/05/post-595.html

八雲神社焼失と復活の経緯

2012年12月9日、歌詞に登場する「八雲神社」が全焼してしまいます。
八雲神社は、平安時代の歴史書にも登場する古い神社なのですが、この火事で3階建ての本殿や拝殿など、およそ122平方メートルが見るも無惨な姿となってしまいました。

しかし、そんな時に神社に寄せられたのは、森高千里のファンからの激励のメッセージでした。

「一日も早い復興を待っています!」」

行動を起こしたのは、ファンだけではありません。
森高千里もまた、神社全焼のニュースに心を痛め、オフィシャルサイトでこの火災に触れ、また各地のコンサートで再建への募金を呼びかけました。
そして、自らも約187万円のお金を寄付。
結果、およそ3235万円の資金が集まり、八雲神社は再建のめどが立ったのです!

かくして八雲神社は、伊勢神宮に使われていた古材を譲り受ける形で2017年に復活し、同年12月9,10両日に落成式が行なわれました。

森高千里はその後、募金活動に対する感謝状を受け、自身のインスタグラムで、

「緑町の八雲神社の宮司さんがわざわざ会館にいらして下さり、再建の募金活動をした事で、感謝状を届けて下さいました」

と、感謝状を手にした写真をアップ、続けて、

「募金して下さった皆様、本当にありがとうございました」

と綴(つづ)りました。

「渡良瀬橋」は、多くのミュージシャンがカバー

なお、この曲は松浦亜弥、後藤真希、高山厳、河口恭吾、城之内早苗など、多くの歌手にカバーされています。

「メリー・ジェーン/つのだひろ」 - 映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』の主題歌 つのだひろの歌手としての出世作

今日は、「つのだひろ」の「メリー・ジェーン」のご紹介です。

メリー・ジェーン つのだひろ ジャケットイメージ
写真はこちらからお借りしました。

つのだひろ(本名:角田博民(つのだひろたみ)、1949年8月1日 -)は、 福島県出身の歌手、ドラマー、作曲家です。次兄は漫画家のつのだじろう、四兄はリュート奏者のつのだたかしです。

つのだひろは、中学の時にドラムを始め、高校在学中にプロデビューを果たします。
その卓越したテクニックと、日本人離れしたパワフルなドラミングが評判を呼び、1960年代後半には、ジャズ・ピアニスト佐藤允彦のトリオとの活動を皮切りに、渡辺貞夫カルテット、ジャックス、岡林信康、成毛滋、五つの赤い風船、赤い鳥、サディスティック・ミカ・バンド、浅川マキ、加藤登紀子など、日本を代表するさまざまなミュージシャンたちと競演し、ドラマーとしての地位を獲得します。

そして、1971年には、Christopher Lyn作詞、つのだひろ自身の作曲による、「メリー・ジェーン」のヒットで、今度はそのソウルフルな歌声が脚光を浴びることとなります。

それでは早速、つのだひろの歌手としての出世作となった、その「メリー・ジェーン」をどうぞ。

メリー・ジェーン/つのだひろ

この曲は、当時オリコチャートにおいて週間93位を記録しています。

この曲は、1971年に、つのだひろが所属してしたバンド「ストロベリー・パス」のアルバム『大烏が地球にやってきた日』に収録されました。

当初のタイトルは「メリー・ジェーン・オン・マイ・マインド」でしたが、その後現在のタイトルに変更した上でシングルカットされ、田原総一朗監督の映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』の主題歌に採用されました。

そして1972年7月に、この音源の数小節を編集したバージョンが、つのだひろ名義のシングルとして再発売されました。

「愛が止まらない~Turn It Into Love~/Wink」 - 62.95万枚を売上げ、初のシングル1位を獲得したヒット曲! 原曲はカイリー・ミノーグの「Turn It Into Love」

今日は、「Wink」の「愛が止まらない~Turn It Into Love~」のご紹介です。

愛が止まらない~Turn It Into Love~ Wink ウインク ジャケットイメージ
写真はこちらからお借りしました。

Wink(ウィンク)は、1980年代後半から1990年代中期にかけて活躍した、鈴木早智子(すずきさちこ)と相田翔子(あいだしょうこ)の2人による、女性アイドル・ポップス・ユニットです。

Winkは、1988年に結成され、同年4月「Sugar Baby Love」でレコードデビューをします。
そして、翌年の1989年、「愛が止まらない~Turn It Into Love~」で第22回全日本有線放送大賞グランプリ(上期)を受賞。同年「淋しい熱帯魚」で第22回全日本有線放送大賞グランプリ(年間)、第31回日本レコード大賞を受賞。さらにまた、同曲で第40回NHK紅白歌合戦に出場します。

今日ご紹介するのは、この「愛が止まらない~Turn It Into Love~」です。この曲は、Winkの通算3枚目のシングルとなります。

Link この「愛が止まらない~Turn It Into Love~」は、外国曲のカバーで、オリジナルはオーストラリア・ビクトリア州メルボルン生まれのシンガーソングライター、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)です。

原曲の歌詞はこちら。
Turn It Into Loveb by Kylie Minogue
http://www.metrolyrics.com/turn-it-into-love-lyrics-kylie-minogue.html

 それでは早速、「愛が止まらない~Turn It Into Love~をどうぞ。

愛が止まらない~Turn It Into Love~/Wink

この曲は、1988年のテレビドラマ『追いかけたいの!』の主題歌として作成されたもので、その第4回放送と同日である11月16日に発売されました。

この曲は、オリコンチャートの週間ランキングでは、1988年11月28日付で初登場19位。
12週目である1989年2月13日付で、Winkのシングルとして初の1位を獲得します。
以後、8月14日付の98位まで、100位以内には38週連続ランクインしています。

また、同チャートの年間ランキングでは、1988年度においては1.035万枚の売上で492位でしたが、翌1989年度には、同デュオのシングルとしては最大の年間売上62.95万枚を記録し、5位となりました。

1990年度では、0.551万枚の売上で591位となっています。

「Wink」のユニット名の由来は?

ちなみに、「Wink」のユニット名は、最初、事務所が「キラキラ輝く」という意味のTwinkleを提案したのですが、発音しにくいということで、トゥインクル→ウインクル→ウィンクとなったのが由来です。