Super源さんの音楽ブログ

名曲紹介、作詞・作曲、音楽用語の楽しい覚え方、その他音楽にまつわることを書いていくブログです。可愛い音楽ブログパーツも配布しています。

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「六本木純情派/荻野目洋子」 - 26万枚超を売上げ、オリコン3位を記録したヒット曲!

今日は、荻野目 洋子の「六本木純情派」のご紹介です。

六本木純情派 荻野目洋子 ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

荻野目 洋子(おぎのめ ようこ、本名:辻野 洋子(つじの ようこ、旧姓:荻野目 1968年12月10日 )は、千葉県柏市出身の歌手、女優です。

荻野目 洋子は、小学4年生の頃に、テレビ番組「ちびっこ歌まねベストテン」に出演し、チャンピオンになったことでスカウトされ、芸能界にデビューをします。
そして1979年4月に、小畑和美(ミミ)、荻野目洋子(ルミ)、大森絹子(クミ)による小学生女子3人グループ、「ミルク」として「ザ・あれから いちねん」でレコードデビューをします。
が、この「ミルク」はシングルを2枚出して自然解散となり荻野目洋子は芸能界の仕事をいったん終えることになります。

そして、高校生になったばかりの1984年4月3日に、「未来航海-Sailing-」でソロデビュー。
その後もシングル・アルバムを発売し、多くのテレビやイベントなどに出演します。

デビュー当初はヒット曲に恵まれませんでしたが、デビュー翌年の1985年11月に発売した7枚目のシングル「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」がヒット。
 

「ダンシング・ヒーロー/荻野目洋子」 - 33万枚を売上げ、オリコン5位を記録したヒット曲!|Super源さんの音楽ブログ


今日は、荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」のご紹介です。 写真は、こちらからお借りしました。 「ダンシング・ヒーロー」は、1985年11月21日に発売された、アイドル歌手荻野目洋子の7枚目


女優としても、「早春物語」「赤ちゃんに乾杯!」などに出演し、さらに、アイドル・タレントとして、テレビのCMやバラエティー番組にも多く出演するようになります。

今日は、そんな荻野目 洋子の1986年10月29日に発売された通算10枚目のシングルである、「六本木純情派」をどうぞ。
 
六本木純情派/荻野目洋子

この曲の歌詞はこちら

この曲は、オリコンチャートでは初のTOP3入りを果たし、最高位第3位まで上昇。
シングル売上は26万枚を超え、荻野目洋子自身、「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」に次ぐ2番目のヒット曲となりました。

「ザ・ベストテン」においては11週連続でランクインを果たし、最高位は2位を取得。
同番組において、1986年の年間ランキングは第40位、翌年の1987年の年間ランキングは第54位に、それぞれランクされました。

また、この曲の累計売上は60万枚(公称)を記録し、荻野目洋子はこの曲で、第20回日本有線大賞にて有線音楽賞を受賞、'87FNS歌謡祭にて最優秀ヒット賞を受賞しました。

そしてこの曲は、第29回日本レコード大賞金賞受賞曲となり、荻野目洋子はこの曲で第38回NHK紅白歌合戦に2年連続2回目の出場を果たしました。

「ストリート・ライフ/ジョー・サンプル」 - ランディ・クロフォードをボーカルに迎えた1979年のヒット曲

今日は、ジョー・サンプルの「ストリート・ライフ(Street Life)」のご紹介です。

ストリート・ライフ ジョー・サンプル ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

ジョー・サンプル(Joe Sample、1939年2月1日-、本名:ジョゼフ・レスリー・サンプル、Joseph Leslie Sample)は、アメリカテキサス州・ヒューストン出身のジャズ・フュージョン界で活躍するピアニストです。
ジョー・サンプルのピアノは、透明感があり、時折ファンキーな音色を見せるのが特徴です。

ジョー・サンプルは、1952年、高校仲間のウィルトン・フェルダー、ウェイン・ヘンダーソン、スティックス・フーパーとバンドを結成し、1960年、「ジャズ・クルセイダーズ」の名前でデビューします。 そして、1972年、バンド名を「クルセイダーズ」と改名し、よりポップ路線をアプローチしたアルバム「ストリート・ライフ」を発売しますが、これが大ヒットします。

今日は、1979年に発売されたその「ストリート・ライフ(Street Life)」をどうぞ。
 
ストリート・ライフ(Street Life)/ジョー・サンプル(Joe Sample)

この曲の歌詞はこちら

この曲のボーカルをつとめている黒人女性歌手の名前は、ランディ・クロフォード(Randy Crawford)※です。
ちなみに、ジョー・サンプルの初来日公演は1966年で、パーシー・フェイスオーケストラのピアニストとしてでした。
1980年代初頭に行なわれた来日公演では、前座でドラマーを務めた「ビジーフォー」のウガンダ・トラに「お前のビートは良い」と声を掛けて、スカウトしたこともあります。


※ランディ・クロフォード(Randy Crawford、1952年2月18日-)は、アメリカジョージア州メーコン生まれの有名なジャズ、リズム・アンド・ブルースの黒人シンガー。誕生時の名前はヴェロニカ(Veronica)。


写真は、こちらからお借りしました。

日本では、1991年にフジテレビで放送されたドラマ「もう誰も愛さない」の挿入歌として使われた「スウィート ラブ」が特に有名ですが、原題は「Almaz」という曲名になります。
「Almaz」は1986年にヒットし、UK TOP 75の4位にランクイン。この曲はまた、1986年に発売されたアルバム「Abstract Emotions」にも収録されています。

ジョー・サンプルといえば、「メロディーズ・オブ・ラブ」もおススメです。
お時間が許せば、こちらも是非お聴きになってみてください。(^^)
 

「メロディーズ・オブ・ラブ/ジョー・サンプル」 - 管理人一押し! 「Rainbow Seeker」に収録されている名曲 |Super源さんの音楽ブログ


今日は、「ジョー・サンプル」の「メロディーズ・オブ・ラブ」のご紹介です。 写真は、こちらからお借りしました。ジョー・サンプル(Joe Sample、1939年2月1日-2014年9月12日、



「卒業/斉藤由貴」- オリコン週間6位を記録した斉藤由貴のデビュー曲にしてヒット曲!

今日は、斉藤由貴の「卒業」のご紹介です。

卒業 斉藤由貴 ジャケットイメージ
写真はこちらからお借りしました。

斉藤由貴(さいとう ゆき、本名:小井由貴(いさらい ゆき)(旧姓:斉藤)、1966年9月10日 -)は、神奈川県横浜市南区出身の女優、歌手です。

斉藤由貴は、1984年に第3回ミスマガジン(講談社)グランプリを受賞し、1985年に「卒業」で歌手デビューをします。
女優としては、「スケバン刑事」(フジテレビ)で連続テレビドラマ初主演し、また相米慎二監督「雪の断章 -情熱-」(東宝)で映画デビューをします。

1986年、4月からNHK連続テレビ小説「はね駒(はねこんま)」のヒロインに抜擢されて、その平均視聴率が40%を超えます。このことにより、「斉藤由貴」の名は全国に知れ渡ります。
また、テレビアニメ「めぞん一刻」(フジテレビ)の主題歌に、「悲しみよこんにちは」が起用され、歌番組にも多く出演。同年12月には、毎年恒例の「第37回NHK紅白歌合戦」(NHK)に同曲で初出場します。

1990年代以降は、女優として、映画・テレビ・舞台に出演し、詩作活動やナレーターなど幅広く活躍しています。
また作詞家として、ミュージカルの作詞や、同世代の女性歌手にも作品提供を行なっています。

今日は、斉藤由貴のデビュー曲である「卒業」をどうぞ。
 
この曲の歌詞はこちら

この曲は、オリコンチャートにおいて、週間6位、1985年3月度月間11位、1985年4月度月間5位、そして1985年度年間34位を記録しています。

「卒業」制作秘話

この曲の発売前、斉藤が前年(1984年)から出演していた明星食品「青春という名のラーメン」CMのイメージソングに決定すると、担当ディレクターである長岡和弘は、作詞・作曲にヒットメーカーの松本隆と筒美京平、編曲にはキーボード奏者で新進気鋭のアレンジャー武部聡(武部聡志)を起用します。

長岡和弘は、小林麻美のアルバム『CRYPTOGRAPH〜愛の暗号』での武部聡のサウンド・プロデュースを気に入り、この曲の編曲に抜擢しました。
長岡は、この曲を制作するにあたって、斉藤由貴がオーディションで歌った「夏の扉」「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「時をかける少女」(原田知世)、「待つわ」(あみん)、「悪女」(中島みゆき)の録音を、松本隆と筒美京平に聴かせます。

斉藤の歌を聴いた2人は、あみんの「待つわ」が心に響いたと意見が一致し、「待つわ」のように歌詞をきちんと伝えるような歌を作ろうということになります。

そして、詞の世界を活かすために、この作品は松本隆が先に歌詞を書き、そこに筒美京平がメロディーを付けるという詞先の形で制作されることになります。
その時点で、すでに「卒業」というタイトルは決まっており、松本隆は歌の主人公が通う学校の風景や情景など、スタッフと議論を重ねながら、叙情的な詞の世界を完成させます。

また、完成時はサビの部分が「卒業式で泣かないと…」となっていましたが、レコーディングの際に筒美が「卒業式で泣かないと…」の前に「ああ」を入れようと提案。そのまま追加しレコーディングされました。

この曲で印象的なイントロのアルペジオですが、これは武部聡の発案ではなく、既に筒美京平が作成したデモの段階で入っていました。

武部聡のの編曲は、松本隆の詞にインスパイアされたものとなっており、例えば、イントロのアルペジオは、鳥の電子音が入っているので朝の始業のチャイムのイメージを、また、デジタル楽器だけでなく、鍵盤ハーモニカ、サクソフォーン、フルートなどのアナログ楽器も使用することで、学校や学校のブラスバンド部のイメージを生み出しています。

「卒業」は、今や卒業ソングの定番に

なおこの曲は、発売から30年近く経過した今もなお人気があり、卒業ソングの定番となっていることは周知の通りです。
また、この曲は後に松下萌子(まつした もえこ)らがカバーしています。

2016年2月23日放送の『マツコの知らない世界』で“卒業ソング”を特集した際、マツコ・デラックスが好きな楽曲として本作を挙げています。
マツコ・デラックスはその理由を、卒業の歌にしては醒(さ)めた内容の歌詞であること、「涙はもっと哀しい時にとっておく」という部分が、当時の自分の気持ちに近かった、などを挙げています。