Super源さんの音楽ブログ

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「白い蝶のサンバ/森山 加代子」 - 48万枚の売上げを記録したヒット曲!

今日は、森山 加代子の「白い蝶のサンバ」のご紹介です。

白い蝶のサンバ 森山 加代子 ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

森山 加代子(もりやま かよこ、1942年3月23日 -)は、北海道函館市出身の日本の歌手です。ニックネームは「かよチャン」。

森山 加代子は、1958年の夏に、札幌のジャズ喫茶「ロータリー」で歌っていたところを、マナセプロダクション社長の曲直瀬正雄にスカウトされて上京します。
水原弘率いる「水原弘とブルーソックス」の専属シンガーとなり、1959年12月の日劇ウエスタン・カーニバルに初出場します。

そして、1960年6月に、イタリアの歌手ミーナ(mina)の「月影のナポリ(Tintarella di luna)」の日本語カバーでレコード・デビュー。この曲は、いきなりの大ヒットとなり、50万枚を売り上げます。

その後は、「メロンの気持「」月影のキューバ」などヒットを連発し、ミュージック・ライフ誌の人気投票女性部門で第1位に選ばれます。
また、新人としては異例の早さで同年のNHK紅白歌合戦※に初出場。以降「じんじろげ」「パイのパイのパイ」など、歌謡曲やカバー曲で数々のヒットを飛ばしていきます。

今日は、そんな森山加代子の、1970年1月25日に発売された「白い蝶のサンバ」をどうぞ。
 
白い蝶のサンバ/森山加代子

この曲の作詞は阿久悠、作曲は井上かつおです。
阿久悠の初期の代表作で、阿久悠の作詞作品で最初のオリコン1位獲得曲となります。

この曲は、それまでの森山加代子のイメージとは違った、早口言葉のような出だしのサンバの軽快なリズムにのせた純国産のポップな歌謡曲で、大ヒットし、48万枚のセールスを記録します。

森山加代子はこの曲で、1970年の『第21回NHK紅白歌合戦』に8年ぶり4度目の出場を果たしました。

森山加代子の『NHK紅白歌合戦』出場履歴及び歌唱曲目は、以下の通りです。

第11回 (1960年12月31日、日本劇場(日劇)) 「月影のキューバ」
第12回 (1961年12月31日、東京宝塚劇場) 「シンデレラ」
第13回 (1962年12月31日、東京宝塚劇場) 「五ひきの仔ブタとチャールストン」
第21回 (1970年12月31日、東京宝塚劇場) 「白い蝶のサンバ」

「土曜の夜はパラダイス/EPO」 - 「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマ

今日は、EPOの「土曜の夜はパラダイス」のご紹介です。

土曜の夜はパラダイス EPO ジャケトイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

EPO(エポ、本名:佐藤 榮子(さとう えいこ)、旧名および出生名:佐藤 永子、1960年5月12日 -))は、東京都出身のシンガーソングライターです。

EPOは、大学在学中の1980年3月21日に、シュガー・ベイブのカバー曲「DOWN TOWN」でデビューをします。
デビュー以来現在まで、オリジナル作品だけでなくテレビコマーシャルや番組の主題歌なども提供し、多くのヒット曲があります。

過去には、雑誌のグラビアに水着で登場した経験もあったり、体育大学に在籍したこともあって、レコード会社対抗運動会で当時の所属レコード会社、RVC代表として活躍したこともあります。

フジテレビ系のバラエティ番組「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマにデビュー曲の「DOWN TOWN」が採り上げられた縁から、同番組のタケちゃんマンのテーマ曲「THE TAKECHANマン(タケちゃんマンの歌)」の作曲(佐藤エポ子名義)と番組のアイキャッチを手掛けます。
番組に出演した事もありましたが、後に語ったところによれば、当時はこの番組に出演する事が精神的にも苦痛だったということで、そのため同番組の「ひょうきんベストテン」のコーナーでは、笑顔ではなく淡々と歌っています。

1983年に資生堂のキャンペーンソングとして発表した「う、ふ、ふ、ふ、」が大ヒット。
この曲は、ポップソングとして完成度が高く、資生堂キャンペーン期間の終了後もたびたび別の商品のCMソングとして採用され、EPOを代表する一曲となります。

今日はその「オレたちひょうきん族」に、1982年10月から1983年2月の間、エンディングテーマとして使われた「土曜の夜はパラダイス」をどうぞ。
 
土曜の夜はパラダイス/EPO

この曲の歌詞はこちら

この曲は、シュガー・ベイブのカバーであるデビュー曲「DOWN TOWN」に続き、フジテレビ系バラエティ番組「オレたちひょうきん族」のエンディング・テーマ曲として採用されました。

番組の制作側が示した「土曜日の開放的な気分を唄にしてもらえたら」との要望に応えて作られた楽曲です。

実は、この曲にOKが出る前は、「PAY DAY」という、後にアルバム「VITAMIN E・P・O}に収録される曲を提出していたのですが、プロデューサーの宮田茂樹から「もっと明るい曲の方がいい」と反対意見が出されたため、この曲に変更したといいます。

なおこの曲は、歌手のMay J.が、2022年11月9日発売のアルバム「Bittersweet Song Covers(ビタースイート・ソング・カバーズ)」でカバーしています。

※「オレたちひょうきん族(オレたちひょうきんぞく)」は、フジテレビ系列で1981年5月16日から1989年10月14日まで毎週土曜日20:00 - 20:54(JST)に放送されていたお笑いバラエティ番組。通称「ひょうきん族」「ひょうきん」。
ビートたけし、明石家さんま、島田紳助、山田邦子、片岡鶴太郎、コント赤信号などが出演していた。

【ひょうきん族って?】
ひょうきん族って?

「エスカレーション/河合奈保子」 - 映画「居酒屋兆治」劇中歌 35万枚近くを売上げた最大のヒット曲!

以前、河合奈保子の「ハーフムーン・セレナーデ」をご紹介しました。
 

「ハーフムーン・セレナーデ/河合奈保子」 - オリコン週間6位を記録したヒット曲|Super源さんの音楽ブログ


以前、河合奈保子の「けんかをやめて」をご紹介しました。 「けんかをやめて/河合奈保子」- 「第24回日本レコード大賞」金賞受賞曲!|Super源さんの音楽ブログ今日は、河合奈保子の「け


今日は、もう一曲ご紹介したいと思います。

曲名は、「エスカレーション」です。

エスカレーション 河合奈保子 ジャケットイメージ
写真は、こちらからお借りしました。

河合奈保子の楽曲は、それまで竹内まりやなどのニューミュージック系アーティストの楽曲提供が続いていましたが、この作品から筒美京平らが起用されています。

さて、それでは早速、1983年6月1日に発売された、通算13枚目のシングルである「エスカレーション」をどうぞ。( ^-^)/
 
エスカレーション/河合奈保子

この曲の歌詞はこちら

河合奈保子の曲は、それまで竹内まりや、来生えつこ・たかお姉弟と、ニューミュージック系アーティストの楽曲提供となっていましたが、この曲から、作詞・売野雅勇、作曲・筒美京平のコンビに変わりました(初起用)。

この曲は、オリコンチャートにおいて、河合奈保子自身最大となる35万枚近い売り上げを記録します。

ちなみにこの曲は、同年の1983年に公開された高倉健主演の映画「居酒屋兆治(いざかやちょうじ)」の劇中歌として使われました。
居酒屋兆治というのは、「血族」(第27回菊池寛賞受賞)などで有名な山口瞳の小説を原作にした日本映画(邦画)です。

居酒屋兆治―Movie Walker

【エスカレーションって?】
エスカレーションって?

なんと、中継中に1人の男性が曲に合わせて踊り出す!

この曲が1983年6月27日付の「ザ・トップテン」で8位にランクインされた際、河合奈保子がコンサートで訪れていた名古屋市のホテルにあるプールから中継出演しました。
実はこの時、名古屋でダンスの世界大会が行なわれており、その大会へ出場するために同ホテルへ宿泊し、プールで泳いでいた西ドイツの男性が、この中継に気づくと、なんと、曲に合わせて踊リ出したのです!

この男性は、翌週に日本テレビ側から打診され、同年7月4日付の「ザ・トップテン」で河合奈保子と共演することになりました。

この出来事は、2012年2月27日放送の「人生が変わる1分間の深イイ話」で取り上げられています。